映画「ゴールデン・リバー」

やがて金の採掘を決定的に有利にする方法を握っているウォームの理想郷の存在をみんなが信じ始めた時、ある事件が起こり、物語は一気に急展開を迎えます。

本当にウォームを演じるリズ・アーメッドの演技が雰囲気があって、もしかしたら理想郷は本当にあるのかも…と言う感じの佇まい！そこには怪しさのみじんもなくて、ある事件＝悲劇が起きなければ、違う結末もあったのではないかとも思える運び。

やはり人間の欲が最悪の方向に行ってしまったのかと空しさでいっぱいになっているのを吹き飛ばすようなラストにわじわと温かい物がこみ上げてきて良い映画見たなあと思わず嬉しくなってしまいました。

映画「スターウォーズ・ローグ・ワン」のボーディー役でファンになったリズ・アーメッドが「ベノム」の悪役に次いで芸達者なところをみせてくれるのも推しポイント！7月に亡くなったルトガー・ハウアーが出番は少ないけれど、ちゃんと確認出来る役で出演しているところもミソです。

またホアキンの映画は2007年の「アンダーカヴァー」から見た事がなかったのにも関わらず、そんなに久しぶり感がないのも、やっぱりホアキンの存在感が半端ないからなのかなあ。ジェイク・ギレンホールは「スパイダーマン：ファー・フロム・ホーム」で見たばかりでしたけど、ここでは「スパイダーマン」よりもっと内面に寄った役作りで魅せてくれています。総合点としては★★★★☆ですかね。
以下にキャストとあらすじをオールシネマより引用しました。


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ゴールデン・リバー(2018)
THE SISTERS BROTHERS
メディア 映画
上映時間 120分
製作国 フランス／スペイン／ルーマニア／ベルギー／アメリカ
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2019/07/05
ジャンル 西部劇／ドラマ／サスペンス
映倫 PG12
夢に、目がくらむ。
【クレジット】
監督：ジャック・オーディアール
製作：パスカル・コシュトゥー 　グレゴワール・ソルラ 　ミヒェル・メルクト　
マイケル・デ・ルカ 　アリソン・ディッキー
製作総指揮：ミーガン・エリソン　チェルシー・バーナード　サミー・シアー
原作：パトリック・デウィット『シスターズ・ブラザーズ』（創元推理文庫刊）
脚本：ジャック・オーディアール　トマ・ビデガン
撮影：ブノワ・デビエ
プロダクションデザイン：ミシェル・バルテレミ
衣装デザイン：ミレーナ・カノネロ
編集：ジュリエット・ウェルフラン
音楽：アレクサンドル・デスプラ
出演：ジョン・Ｃ・ライリー（イーライ・シスターズ）
ホアキン・フェニックス（チャーリー・シスターズ）
ジェイク・ギレンホール （ジョン・モリス）
リズ・アーメッド（ハーマン・カーミット・ウォーム）
ルトガー・ハウアー（提督）
【解説】
　パトリック・デウィットの『シスターズ・ブラザーズ』をジョン・Ｃ・ライリー、ホアキン・フェニックス、ジェイク・ギレンホール、リズ・アーメッドの実力派キャストの豪華共演で映画化した異色の西部劇ロード・ムービー。ゴールドラッシュに沸くアメリカの西部を舞台に、ボスの指令である男を追う凄腕の殺し屋兄弟と、彼らに狙われる化学者が織りなす欲望と暴力の人間模様をリアルなタッチで綴る。監督は「君と歩く世界」「ディーパンの闘い」のジャック・オーディアール。ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞（監督賞）を受賞。
　1851年、オレゴン。兄のイーライと弟のチャーリーは誰もが恐れる最強の殺し屋、シスターズ兄弟。“提督”と呼ばれる雇い主から与えられた新たな仕事は、連絡係のモリスとともにウォームという男を探し出し、始末せよというもの。さっそく兄弟は、ゴールドラッシュに沸く西海岸のサンフランシスコを目指して南下していく。一方モリスは、一足先にウォームを見つけると、正体を隠して彼に近づくのだったが…。＜allcinema＞
【ウェブリンク】
オフィシャル・サイト
https://gaga.ne.jp/goldenriver/

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