映画「ハクソー・リッジ」
日曜日(6/25)近所のシネコンで映画「ハクソー・リッジ」を見て来ました。
サム・ワーシントンファンの私としては「待ってました!」の本作!
第二次大戦期に兵士としての兵役を拒否するも、衛生兵として
危険な前線で多くの負傷兵を救った実在の人物エドモンド・ドスさんの物語。
事前にいろいろ調べたので、ドスさんがキリスト教教徒だったことも知り、
こりゃあ宗教がかっちゃってんのかなあとか心配な部分もあったんですが、
( 監督のメル兄ぃも「パッション」(←未見)とか撮ってるしねえ。)
主人公のデズモンドがなぜ神に救いを求めたのか…
ちゃんとした明確な理由が描かれていてメチャクチャ納得。
幼い頃の弟との喧嘩や母親に暴力を振るう父親への
自己の度を超した怒りを制御出来ない自分への
戒めのため銃を持たないと決めたんですね。
銃は持たないけれど、衛生兵となって人を救う事によって国に尽くしたいと
志願兵となるんですが、訓練は受けなければならず、銃を持たないことで
部隊の連帯責任となり、みんなにはフルぼっこ!
軍法会議にも掛けられる羽目に。
でもデズモンドの信念は固く、どんなに嫌がらせを受けても
一寸もぶれない姿にとめどなく涙が…。
そうこうしていると、今度は父親の過去が次第に明らかになり、
なぜアル中になり妻に暴力を振るうようになってしまったのかが
わかって来て、それも過去の戦争のせいなんだってことでここでも涙止まらず。
また、父親役のヒューゴ・ウィーヴィングのくたびれてるけど
尊厳を失わない演技が上手くて感心。
沖縄へ配属されてからすぐにハクソー・リッジ(のこぎり崖)の闘いの
シーンになるんですが、これまたスゴイ迫力の戦闘シーンでPG12だから、
かなりグロテスクなシーンもあり、よくここまで撮ったと感心しました。
デズモンドは衛生兵ですから、どういう展開になるかと思ったら、
最初のもやい結びの複線が生かされててねえ。
仲間を救出するシーンは「シンドラーのリスト」を思い出しちゃって滝涙!
( もしかして描かないかも…と思っていた日本兵救出シーンも描かれてました。)
サムはデズモンドの上官のグローヴァー大尉を演じてるんですが、
最初はデズモンドに対し、冷たい態度を取るも、最終的には彼の信念の
救出を目の当たりにして驚き敬服するというおいしい役でした。
サム云々と言うよりも、とにかく映画としての出来が良くて、
評価としては★★★★☆!!
戦争映画で最初から最後まで泣きっぱなしだったのは初めてでした。
これで音楽がコンビを組んでいたジェームズ・ホーナーだったら
もっともっと感動してかもしれないんですけど、おととし飛行機事故で
亡くなってしまったからなあ。エンドロールの最後の方に賛辞として
名前がクレジットされていたのを見てウルウルしました。
しかしメル監督!やっぱりイイよ!
そろそろ未だ未見の「ブレイブ・ハート」見なきゃダメかな。
ハクソー・リッジ(2016)
HACKSAW RIDGE
メディア 映画
上映時間 139分
製作国 オーストラリア/アメリカ
公開情報 劇場公開(キノフィルムズ)
初公開年月 2017/06/24
ジャンル 戦争/アクション/ドラマ
映倫 PG12
世界一の臆病者が、英雄になった理由とは――
監督:メル・ギブソン
製作:デヴィッド・パーマット ビル・メカニック
ブライアン・オリヴァー ウィリアム・D・ジョンソン
ブルース・デイヴィ ポール・カリー テリー・ベネディクト
製作総指揮:デヴィッド・グレートハウス スチュアート・フォード
タイラー・トンプソン エリック・グリーンフェルド リック・ニシータ
レン・ブラヴァトニック アヴィヴ・ギラディ ローレンス・ベンダー
クリストファー・ウッドロウ マイケル・ベイシック ジェームズ・M・ヴァーノン
バディ・パトリック スザンヌ・ウォーレン レニー・コーンバーグ
マーク・C・マニュエル テッド・オニール
脚本:ロバート・シェンカン アンドリュー・ナイト
撮影:サイモン・ダガン
プロダクションデザイン:バリー・ロビンソン
衣装デザイン:リジー・ガーディナー
編集:ジョン・ギルバート
音楽:ルパート・グレグソン=ウィリアムズ
VFXスーパーバイザー:クリス・ゴッドフリー
出演:アンドリュー・ガーフィールド (デズモンド・ドス)
サム・ワーシントン (グローヴァー大尉)
ルーク・ブレイシー (スミティ・ライカー)
テリーサ・パーマー (ドロシー・シュッテ)
ヒューゴ・ウィーヴィング (トム・ドス)
レイチェル・グリフィス (バーサ・ドス)
ヴィンス・ヴォーン (ハウエル軍曹)
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