映画「ディバイナー 戦禍に光を求めて」
オージーの代表格ラッセル兄ぃ(ラッセル・クロウ)の初監督作品で
自らが主演を務める第一次大戦のトルコ・ガリポリの戦いのあと、
オーストラリアから戦地だったトルコに消息不明の3人の息子を捜しに
向かう実話をベースにした父親の物語です。
主人公のコナーは水脈探し(ダウジング)の才能に恵まれ、
映画は彼が金属の棒を使って井戸を掘り当てるシーンから始まります。
タイトルのTHE WATER DIVINER は水脈探し人という意味。
それ以上に彼には特殊な能力があり、オーストラリアからトルコに渡ってからも
国に忠義を尽くすゆえに息子3人を戦場に送り出してしまったことに苦悩しながらも、
根気強く、息子達を、ある種の閃きを頼りに探し続けて行きます。
トルコで世話になる宿の戦争未亡人の女将アイシェとその息子オルハンとの
心の通い合いや仄かなロマンス、敵であるトルコ軍のハーサン中佐との
敵味方を越えた友情、息子を捜す旅の途中でトルコに侵攻して来た
ギリシャ軍との戦いなど、愛や友情、アクションなどが盛りだくさんに描かれます。
意外な展開を見せる息子の消息の理由にも胸を締め付けられました。
ラッセル兄ぃは、自分の魅力を心得ていて、その場その場で
自らの魅力的な表情を切り取りカメラに収めています。
同様にヒロインを演じているオルガ・キュリレンコの魅力も十分に生かし切っています。
しかもこれだけの盛りだくさんの内容の中、自分の神は心の中にいると言う
メッセージも伝えていて初監督作品とは思えない達者な作品に仕上がっていて、
これからの作品作りにも期待が持てました。
映画は余韻を残しつつ幕を閉じますが…
(トルコの コーヒー占いがちょっとわからなかったかったけど… )
その後コナーがどういう人生の選択をしたのか気になってます。
ラッセル兄ぃが曲作りにも参加している模様。
ディバイナー 戦禍に光を求めて(2014)
THE WATER DIVINER
メディア 映画
上映時間 111分
製作国 オーストラリア/アメリカ/トルコ
公開情報 劇場公開(東京テアトル)
初公開年月 2016/02/27
ジャンル ドラマ/戦争
映倫 G
全てを奪われても 希望は奪われない
監督:ラッセル・クロウ
製作:アンドリュー・メイソン キース・ロジャー トロイ・ラム
製作総指揮:ジェームズ・パッカー ブレット・ラトナー ケリー・ストークス
ティム・ウォーナー アンガス・ロス ジョン・コリー アンドリュー・ナイト
アンドリュー・アナスタシオス
脚本:アンドリュー・ナイト
アンドリュー・アナスタシオス
撮影:アンドリュー・レスニー
プロダクションデザイン:クリス・ケネディ
衣装デザイン:テス・スコフィールド
編集:マット・ヴィラ
音楽:デヴィッド・ハーシュフェルダー
出演:ラッセル・クロウ ジョシュア・コナー
オルガ・キュリレンコ アイシェ
ジェイ・コートニー シリル・ヒューズ中佐
イルマズ・アルドアン ハーサン少佐
チェム・イルマズ
ライアン・コア
ジェームズ・フレイザー
ベン・オトゥール
イザベル・ルーカス
今日の調子
今日は映画を見る前から左肘が痛み、それぞれの関節にも痛みが出て参りました。
帰りに近所のスーパーで買い物をして帰宅後ゆっくりしていたら良くなって来ました。
アクテムラまであと2日。それまで頑張りたいと思います。
今日の更新
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