WATARIDORI
【マクノスケ】
小田原のヴァージン(2月の末からはいよいよTOHOシネマズに改名!)で「セレクト2003」として、 もう1度観たい映画をセレクト、プレミアスクリーンで「WATARIDORI」が上映されるというので見に行って来ました。
プレミアスクリーンは確かに座席はゆったりとしていてペアの座席の間にはミニテーブルもありくつろげるのですが、 予想外にスクリーンが小さくて少しがっかりでした。
映画の方も思った以上に筋がなかったかなあ。(笑)
豊かな自然をバックに繰り返される様々な渡り鳥の飛翔シーンについ…うとうと…いや、ほんと心も身体もリラックス。
タンチョウヅルが雪に足を取られて転ぶシーンやペンギンも渡り鳥だったって言うのは目からウロコでしたネ!
しかしホントこれだけの種類の鳥の映像をここまで美しく撮ったスタッフのみなさまお疲れさまでした!
【マクタロウ】
鳥が飛翔する姿を間近でとらえた映像。これが特撮でもCGでもないってところが凄 い。
この映像を撮影するには、鳥達が人間と撮影用の飛行機(エンジン付ハンググライ ダーか?)に馴れる必要があったので、かなりの数の鳥を雛の段階から育てたと聞 く。制作者の苦労は計り知れないが、その努力は報われているだろう。
キッと前を向きひたむきに飛ぶ鳥達の、けなげとも思える姿をカメラのレンズにぶつ かりそうな距離でとらえた映像には感動するほかない。「ホンモノ」の凄さである。
この作品は純然たる「ドキュメンタリー作品」ではなく、「鳥達の姿に肉薄した映像 集」と言った方が良いと思うが、 折れた翼をひきずりながら蟹共から逃げまどい、やがて食われてしまう鳥(ゾンビ映 画のような怖さがあった)や、ハンターに打ち落とされる鳥達の映像もあり、きれい 事だけで済ましていない制作者の視点には共感した。
とは言え、明確なストーリーがある作品ではない。2、3回睡魔に襲われたことは正 直に告白しておきます。
P.S
翌日、鴨南うどんを食したあたりが、我凡人の証なり。
それは、“必ず戻ってくる”という約束の物語。
総監督・ジャック・ペラン「ミクロコスモス」
「ニュー・シネマ・パラダイス」サルヴァトーレ(トト)出演!
脚本・ステファン・デュラン
音楽・ブリュノ・クーレ「ヴィドック」「クリムゾン・リバー」 2001年フランス/日本へラルド映画/99分
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