2024.12.29

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アリス【チェコ語完全版】

2014年03月13日(Thu) 09:29
映画 0
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今朝WOWOWで放送された「アリス」を録画して見ました。
1988年、スイス映画。85分の作品です。
「不思議の国のアリス』をチェコスロバキアの人形アニメーション作家
ヤン・シュヴァンクマイエルが独自のセンスで映像化した人形アニメ。
とは言え、主人公アリスだけは実際の女の子が演じていて全体的には
原作と同じような展開で進みます。

しかしディズニーのようなファンタジックでメルヘンとある意味正反対な
グロテスクな描写が多数。ウサギも元々は剥製で突然動きだしたかと思うと
義眼のままの逝っちゃったような目で前歯をカチカチっとさせてみたり、
インクを飲んだアリスが小さくなると西洋人形になって動き出したり…
クッキーを食べて大きくなったかと思えば大きな人形になって
丸くくり抜かれていて目の部分だけから本当の目が見えて
目をきょろきょろさせてみたりするところがなんとも怪しい!

生肉が鍋からはみ出して動いちゃったり、ウサギがアリスを追い払うために
骸骨標本の動物の頭をつけた一団呼び寄せて嫌がらせしたりと異形感もたっぷり。
帽子屋さんは紐でつられた操り人形タイプで(人形だから無表情なのも怖かった)
お茶を飲んではコップが汚れたから席を替わるように促し…がしつこいくらいに
繰り返されて一層の不気味さを誘ってました。
トランプの女王も大きなのトランプから切り取られて抜け出てきた2Dキャラで
ちゃんと後ろ姿がトランプの裏の柄って言うのも斬新でしたねえ~。
色合いも北欧の雑貨みたいな感じで、
こういうのが好きな人は堪らないんじゃないかと。
とにかくシュールで不思議な感覚の作品でした。
主人公が人間なのでアニメって感覚とも違う感じが新鮮だったかなあ。
しかしチェコでこんなアニメが1988年に作られていたんですねえ。



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