2024.12.29

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「ナルニア国物語・ライオンと魔女」読了

2005年12月15日(Thu) 14:59
映画 4
blog-20180314-53.jpgちびちびと読んでいた「ナルニア国物語・ライオンと魔女」をやっと読み終えました。これ1冊を読んだだけでは、指輪に比べると、展開的には、子供向けのお伽噺と言った趣ですが、強烈に痛々しさを誘う場面があったり、裏切りと信頼について考えさせられたりしました。

それに加え、自然描写のなんと素晴らしいこと!翻訳の瀬田さんの上手さもあるのでしょうが、冬と春の書き分けが素晴らしくて、その美しい描写に浸ってしまいました。なんだか読んでいるこちらがウキウキして来るようです。それからあとは、食べ物の描写ですねー。思わず読んでいて食べたくなってしまいました。
あとがきに瀬戸さんが書いているように作中に登場するプリンは本当は「ターキッシュ・ディライト」という元はトルコのお菓子だそう。他にもフォーンのタムナスさんやビーバー夫婦のおもてなし料理が、いったい映画でどんなに美味しそうに描かれるのか興味津々です。

で、読み終わってあれやこれやネットで調べているうちに、今更ながらに「永遠の愛に生きて」が「ナルニア」の作者C・S・ルイスを主人公にした映画だと知りました。アンソニー・ホプキンスが出ている映画だとは知っていたんですが未見です。
映画のあらすじとあとがきに瀬田さんが書いていたルイスの経歴を重ね合わせて彼のキリスト教徒としての人柄を思ったりしました。

映画も劇場で新しい予告を見ましたが、まだよくわからないといった感じですね。
各キャラの個性と自然描写が描けていれば、あとは指輪の特撮もやったWETAの技量は期待を裏切らないとは思いますが、アスランが2本足で立ったりする場面を、実写にいかに自然な形で反映させているか…心配ですね。(もしかしたらないかも?)

<参考サイト>
映画「ナルニア国物語」最新情報
映画「ナルニア国物語」ポスター一覧
ターキッシュ・ディライト画像入り解説ページ
「永遠の愛に生きて」作品の紹介とあらすじ
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Comments 4

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たけちゅー  

 新約聖書の福音書でも読んでいれば、とてもよく分かるお話なんですが、だから宗教色がどんな按配で入っているかで日本人の観客に受け入れられるかどうかが違ってくるかもしれないな、と思います。あまり薄めすぎるとただの魔法で闘うだけのファンタジーになっちゃうし、さて、ヒットしている映画の出来はどうでしょうか。
 サントラはAmazonに注文しているのにまだ来ません。良さそうなので早く聴きたい!…『LOTR完全盤』もまだですが、こちらは土曜あたりに着きそうなので、『キング・コング』を観た後『LOTR』ですね。ああ、余計にショアが無念!って思ってしまうかも(笑)

2005/12/16 (Fri) 00:49

さまタマ  

わたしもつい半年前に読みましたが、ほんと、最初「子供向けだなあ」と侮りつつ読んでいましたが、ところどころとんでもなく美しい「言葉」があって、全体の流れも豊かで、全巻読み終えたときは放心状態でした。
子ども向けの「簡便な言葉」で語っても、こんなに深い物語が出来るんだと、衝撃を受けました。
しかし、画像的に派手になるかどうかはちょっと・・・なので、映画が楽しみなようでもあり、不安でもあり。
ぜひ全部映像化して欲しいものです。
・・・しかし、下のエントリーの「ゲド戦記」・・・不安です。最近のジブリは特に・・・

2005/12/16 (Fri) 00:58

マクノスケ  

>たけちゅーさん
そうなんですよ。「ナルニア」も「ダ・ヴィンチ・コード」もそれは言えることだと思うんですけど、どちらもいかに宗教色を説教臭くなく出すかに掛かっているんじゃないかと思います。
そうでないと、本当にどちらもただのハリウッドのステレオタイプな作品に成り下がってしまうのではないかと…。
「ナルニア」の音楽は、ハリー・グレッグソン・ウィリアムズでしたっけ?シュレックつながりですよね。(^_^)ジマー一派かあ。私、あまり聞き分けが出来ないので、なんとも言えませんが、良い曲だといいなあ。
「指輪」の完全版はちょっと迷っていて買っていません。「コング」がそれ程でもなかったら予算的に買っちゃうかも。
あ、そう言えば「SAYURI」もありましたねー。(^_^;)

2005/12/16 (Fri) 11:27

マクノスケ  

>さまタマさん
さまタマさんが以前ブログで「ナルニア」の事を書かれていたのを憶えていました。かなり感動されたんでしたよねー。
あとがきに瀬田さんが、ルイスが全作いっぺんに構想したらしき事を書いてあるのを読んで、これは全部読まなくちゃいかんと思っていたところへ「ゲド戦記」のニュースが飛び込んで来て…どちらを先に読もうか今迷っています。
映画は、本から受ける感銘がどこまで反映されているかがポイントですかねえ。うーん。でも私としては「ゲド戦記」よりは期待出来るかなー。「ゲド戦記」が「ハウル」のようにジブリっぽい作りになってしまわない事を祈るばかりです。なんかなりそうな予感がするんですよねー。

2005/12/16 (Fri) 11:44

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