作る人 （つくるんちゅ）日記

夕方、部屋にいると、彼女が遊びに来ました。

でも様子が変です。
息をハアハアさせ、「怖かった～！！」。

目に、恐怖の色が、残っています‥。

運転中、目の前を走る、大きな蜘蛛！

何があったか問いただすと、自動車を運転中、突然、ダッシュボード（スピードメーターの上）に、大きな蜘蛛が出てきて、ピョンピョン走りまわったそうです。

あいつか！

たぶん、女子だったら、誰でも怖いハズ。（ちなみに、彼女はウチナンチュ）
　　　　　↓　こんな蜘蛛が、目の前を走り回ったとしたら‥、どうします？



▲うろ覚えでイラスト化してみました。　なんだか、柔らかそうな蜘蛛です。


僕は、蜘蛛なら平気だけど、気持ちは判ります。
‥なんだかムッチリして柔らかそうで、子供の手の平みたいな生き物が、目の前でウゴメく様を想像してみて下さい！！


これ、沖縄の人には、おなじみの家蜘蛛。
古い家なんかに普通にいる、足を伸ばすと8センチくらいの、大きなベージュ色の蜘蛛です。
ふとドアを開けた部屋から、とーとつに飛び出して、踊るように歩いて来ます。

部屋ならともかく、運転中は、勘弁してほしい！！


‥さて、実は僕も何度か、自動車内で、同じような体験をしています。

理解できないモノの恐怖！

ちょうど今頃の季節。　場所はヤンバルの本部（もとぶ）町。

そこには2年ほど住んでいて、ある日、那覇に行こうと、高速道路を走っている最中の事。

車のフロントガラスの向こう側から、ふと視線を感じて顔を向けると、何かと目が合いました。
寄生獣!?


▲この絵は、我ながらセンス無いなぁと思います（笑）。　心象風景という事で‥。

触手のようなモノに目が付いてて、それがゆらゆら近づきながら、こちらを見ています。しばらく、まったく何か見当も付かず、パニクってました。

たぶん、凝視しながら、僕の脳はそれだけを分析していたハズ。
一瞬、とても大きく見えたのを覚えています。
全身が現れると、ただのカタツムリだと判りましたが、最初は理解出来ませんでした。

これ、ビビったぁ！

足を登ってくるゴキブリ

うぎゃぁ～！！　タイトルだけで怖いですね。

これも、自動車の運転中。
なんの前触れも無く、突然、生足フクラハギに、何かがカサカサ登ってきたんです。

直感的にゴキブリだと分かった瞬間、足を突っ張って、両手を上げてしまいました。
注：人間、恐怖を感じると、本能的に手が上がります。自動車の運転席側には取っ手（上部のアシストグリップ）が付いてないのは、運転を放棄しない為だと聞いたことがあります。

ヤバい！　理性で手を戻し、すぐにジーンズの上から、足をパンパンします。
運転どころではありません。

幸い、事故も起こさず、ゴキも足から出ていきました。

それにしても、怖かった！！

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後日談

彼女の車の蜘蛛は、すぐに追い出しに行きました。
あの大きな家蜘蛛は、沖縄では殺してはイケナイと言われています。

でもねー‥。
懐中電灯でくまなく探しても見つからなかったので、念のために殺虫剤を撒いておきました。


高速道路のカタツムリは、風圧でカラをカタカタいわせながら20分ほど張り付いてました。　なかなかの根性者。　
一瞬でも、僕に恐怖を感じさせた相手なので、何故か、ふり落としたら祟られるかもって気分に‥（笑）。
スピードを下げ、高速を降りた後に、ちかくの茂みに放しておきました。


ゴキ対策は、100均でゴキブリホイホイを買って仕掛けたら、3センチくらいのが3匹捕れました。　お菓子も無いし、小さなゴキがいなかったところをみると、窓から入ってきたのでしょうか。


というわけで、教訓！！
・沖縄で自動車を駐車する際は、必ず窓を閉めること。（近くに林や茂みがある場合）


車内が高温になるので、ついつい窓のスキマを開けたくなりますが、いつか何かが入ってきます。
そして運転中、いきなり‥。　キャーっ！！

怖いですねー！　窓、閉めましょうね！！


◆参考記事
怪談!?　ヤドカリの帰巣本能
怪談２!?　近づいて来る、大勢の…
怪談３!?　石敢當の威力…

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0617追記
当初、缶スプレー式の殺虫剤の写真を掲載していましたが、不適切なので差し替えました。
(車内では、熱により破裂の危険があるため）　
左：３年くらい積んでいたスプレー（汗！）　／　右：虫コナーズのアップ

近所のホームセンターで探しましたが、一般的なガスを使用した缶スプレー以外で、殺虫効果を記載しているスプレータイプの商品は、「虫コナーズ　網戸用」だけでした。　（ピレスロイド系）

この記事の続き
　車に、虫コナーズ！　（自動車の防虫を考える、その１）
　沖縄・夏の車内の温度　（自動車の防虫を考える、その２）