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2010年04月24日

僕らは4次元に住んでいるのか

1次元は「線」。2次元は「面」。
僕らが住む3次元は、「広がりと高さのある空間」と考えられています。

1次元の生き物は2次元が理解できないし、2次元と3次元の関係も同じです。

判りやすい例では、アリの住む世界を2次元と仮定して、(3次元の我々が)目の前から餌を取り上げたら、彼らにとって「消えてしまった」としか考えられない。というお話があります。

この理屈で行くと、3次元に住む僕らには理解できない高次元も存在すると言うことになります。

僕らの上の次元とは、果たして、どのような空間の構造なのか…。




さて、子供の頃から、何となく僕が思っていること。

それは「集合知」という概念。

脳の細胞が無数に絡み合って知性を生み出すように、地球上の何十億の人が自由に情報を交換できるようになった社会は、それ全体が生き物のように大いなる知恵を持つのではないか…。

あんまり子供っぽすぎて、ずっと忘れていたけど、今の社会って、まさにそんな感じ。


距離を超越して、情報が常に流れ続け、その中に個々の人々が参加しているイメージ。
「広がりと高さのある空間」の3次元に、情報という見えない「空間の繋がり」が追加された次の次元。

…人類は、今や4次元へと、徐々に移り住み始めているのかもしれません。


例えば、このブログ。
僕が書いた数々のお話しは(隣の部屋の人は知らないのに)、遠く離れた各地で17万回以上も閲覧され、何らかの情報となって人々に伝わっています。

ツイッターだと、流れははるかに早く、わずかな時間の間に、さざ波のように情報が広がっていきます。


もし地球規模で見たなら、それはまるで、人類という巨大なアメーバ状の生き物の中で浮かんでは消えていく「夢」の一コマかも知れません。

この「夢」はいつか目覚め、「意識」として覚醒するのでしょうか。


たぶん、言葉の壁を越える技術が発達するまでは、地球規模での「集合知」の覚醒は難しい気がします。

でも、言葉を同じくするグループ内では、はるか昔から集合意識に近いものは生まれています。それは、モラルや法律という、共同生活の中で必要な決まり。現代だと「空気(を読む)」といった所でしょうか。



ひとつ、漠然とした不安があります。

脳の働きと同じように、絡み合った情報系を作っている、もう一つの世界。
コンピューターのネットワーク。

もしかすると「地球規模での知恵」を持ち、「覚醒」するのは、彼らの方が先かもしれません。
パソコンが無いと、いろいろな特技を発揮できない僕のような人種は、進化を続ける彼らの「しもべ」予備軍なのだろうか…。


な~んて事を、まるで詰まった血管のようなR58を那覇から帰りながら、漠然と考えていた土曜日の午後。
何か子供の頃に好きだったSF小説を、もう一度読んでみたい気分。


※:3次元に時間を足した4次元が、私たちの住む次元とする解釈もあります。





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この記事へのコメント
超弦理論は高次元のアレですよね・・・

何度読んでも理解できない理屈だけれど(爆)
Posted by 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ!草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! at 2010年04月25日 01:15
こんにちは。

あくまで3次元も、数学的、自然科学的な考えです。
縦と横と高さの世界です。

ただ、異次元とか、高次元という言葉に関しては、
誤った知識の人の、滅茶苦茶な使い方が、多い気がします。

4次元は、
空間の次元が4つあることをはじめ、
とくに学問領域によって、その意味からして、違ったりするようです。

専門領域が違うのと、
興味がわかないので、それ以上は調べてませんが。

山のような、本や研究書に囲まれて生活していますが、
SFは、もう随分読んでいません。
古典的SFは、幼い頃、わくわくしながらたくさん読みました。
Posted by 横浜のtoshi横浜のtoshi at 2010年04月25日 23:33
◇ 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! さん
思いつきを書き出す際に、一応はネットでググったのですが…。
書かれていることがバラバラで、理解も難しいです。


◇ 横浜のtoshi さん
僕も、その「滅茶苦茶な使い方」の「ノリ」で書いてます(笑)。

無線や電話が無かった時代の人々に、現代のネット社会の話をしても、まったく理解できないと思います。
とすると、やはり次元(世界観)は進んでいるのかな、と…。

かえって「4次元」という言葉を使わない方が良かったかもですね。
Posted by IGU at 2010年04月26日 10:09
どんな次元に住んでいても
科学という人間知が人類の幸福と平和に奉仕してくれるといいですね♪
Posted by 未来のオヤジ未来のオヤジ at 2010年04月26日 17:09
◇ 未来のオヤジ さん
まったくです。

子供の頃は、科学が発展すると、みんな幸せになれるって信じていました。
(使い方の問題なんでしょうけど…)

良い方向に進化して行ければいいですねー。
Posted by IGUIGU at 2010年04月26日 19:26
こんにちは。

実は僕、4次元を、以前、理解しようと調べて、
結局、今も、チンプンカンのままなんです。

本を読んでいたら出てきたので、そのまま調べたら、
僕には難しくて難しくて。
しかも、色々な4次元の考え方があって、困りました。
読んでいる本で使われている4次元も、さっぱりでした。
ですから、アキラメました(笑)。

3次元までなら、僕の頭でも、何となく理解できましたが。

世界観は、間違いなく、急激に進んでいるんでしょうねぇ……。

昨年、横浜は、開港150周年記念でした。
つまり黒船が来て、150年。
それから、今までの間にあった出来事を考えると、たったの150年?と驚きました。

こちらこそ、つい、余計な事を書いてしまって、すみませんでした。
Posted by 横浜のtoshi横浜のtoshi at 2010年04月26日 21:06
ブルーバックスの4次元の世界の本は読んでて不思議で楽しかったです。
真鍋博のイラストの挿絵が好きでした。

たしかに次元の話は難しいです。

でもモノの量が多くなると質も変わるのは当たり前だけど今でも不思議だなあと思います。
霧と雨は同じ物質だけど体感がかなり違いますよね。
Posted by ta-isa at 2010年04月27日 10:40
◇ 横浜のtoshi さん
結局、「次元」の話は、上から下は理解できるけど、自分のいる世界より上の次元は理解できない。という事で…。

それにしても、横浜開港150年、ですか。

当時の人々は、どんな激動を感じていたんだろう。
…そして、時の流れの速いこと…。

なんだか、感慨深いものがありますねー。


◇ ta-isa さん
未知のものに対する憧れは、いつまでも持っていたいですね。

次元のお話しは、理解できた時は、もう向こう側にいるんでしょうね。
何だか不思議です。
Posted by IGUIGU at 2010年04月28日 18:55
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