2008年05月18日
ワイヤーロープの輪っか作り

▲自作の輪っか。初めての作品なので、そうとうイビツです。
鉄のワイヤーロープの端を、輪っかにして編み込んでみた。
何せ、明日には沖縄本島に台風4号が来るという状況なので、コンテナの台風対策を急がないとならない。
コンテナはワイヤーロープでトンブロックに固定するのだけど、このワイヤーロープの片側は輪っかにする必要がある。
市販品もあるけど、クレーンなどを扱う職人さんに、輪っかは自作で簡単に作れると聞いたことがある。
職人さんに方法を聞きに行く時間も無いので、ネットでざっと調べてみた。
が、どうやら、簡単ではないらしい。
作り方を頭の中でシミュレーションできるまで、しばらく時間がかかった。
参考にしたのは、以下のサイト。(直リンクもアレなんで…。最初にhを付けてください)
1、ttp://blog.goo.ne.jp/itmrhm941/c/d48eb29f053a65f7673b5222726c1991
2、ttp://www.rope.co.jp/lecture/processing/index.html
3、ttp://homepage3.nifty.com/sling/tamakake/maki/ginosi/index.htm
(※プロの方々に敬意をはらいます)
ようは、ワイヤーの先を輪っかにし、ほどいたワイヤーの束の一つ一つを、親のワイヤーの束の一本一本にそれぞれ巻き付けていく…という作業のようだ。
「2、」のサイトには、動画もアップされていたので、何となく理解できた。
さっそく、実践。
このうち、バイスだけは失敗。
次回からは、ちゃんとした万力を使いたい。
素材が固定できないと、えらい労力だし、怪我もしやすい。(今回は2カ所、手を刺してしまった)
まずはワイヤー端を2束ほどいて、それを輪っかにした子のワイヤー側に巻き付けていく。
だんだんとコツが解ってくると、意外に力はいらない。
というか、力が必要なやり方をすると、ワイヤーに変な癖が付いて仕上がりの形がイビツになる。
ワイヤーが締まる力で差し込んだワイヤーを押さえてもらい、ドライバーで次の隙間を空けていく感覚。
次に差し込む場所は手先の感覚で見つける感じ。こればっかりは、やってみないと判らない。
ホームセンターとかで、編み込んだ完成品やアルミでカシメた輪っか付きのワイヤーも売っているんだけど、高い。
ワイヤー編みは、タダで楽しめる、趣味と実益を兼ねた工作だ。自分で作るとタダだし、やってみると結構面白い。
…でも、トライしようという人は、先に食事を済ませておいた方がいい。
僕はうっかり熱中してしまって、気がついたらお腹が減って倒れそうだった(3本編むのに、2時間かかった。初めてだしね)
完成品は一番上の画像。
一応、玉掛けにも使える「219条 段落し」仕様。(でも、参考にしたサイトの完成品と全然仕上がりが違う気がする)
お恥ずかしいですが、初めて作るとこんなもんだ。という、参考まで…。
Posted by IGU at 18:10│Comments(0)
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