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和光と奏でるスペシャルな試み

ジャクシュアリー*のスタイルを体現する2ブランドにフィーチャー

2024.10.25

提供:和光

*ジャクシュアリー/JAXUARY(JAPAN’S AUTHENTIC LUXURY)

銀座のランドマークである和光 本店の地階フロアがリニューアルオープン。「アーツアンドカルチャー」が、日本の伝統や素材を世界に発信するJAXUARYを体現する場として注目を集めている。旬のクリエイターたちが手掛けた、日本のマテリアルや文化にインスパイアされたアイテムは、和光でしか手に入れることのできないスペシャルな試み。今回は、和光と協業した2人のデザイナーを取材。日本に対する思いや作品へのこだわりを伺った。

CHARLOTTE CHESNAIS
シャルロット シェネ

シャルロット・シェネ/バレンシアガでアシスタントデザイナーを務めた後、2015年、自身の名を冠したジュエリーブランドを設立。同年ANDAMファッション・アワード、アクセサリー部門でグランプリを受賞。

空間と曲線を生かした有機的なフォルムで、「身につける彫刻」と表現されるシャルロット・シェネ氏のジュエリー。現在、世界におよそ80 の取り扱い店を展開しているが、コラボレーションアイテムを制作するのは、和光が初めて。「新しくできる『アーツアンドカルチャー』のために、日本ならではのマテリアルを使ってジュエリーを作ってもらえないか、とオファーをいただいたことから、このプロジェクトが始まりました。もともと日本が大好きで何度も来日していましたし、銀座4丁目にある時計塔のことも知っていたので、お話をいただいたときは、とても光栄に思いました」

琵琶湖産の神保パールを使ったブランド初のパールコレクション

ジュエリーの素材に使ったのは、「神保真珠商店」が手掛ける、「神保パール」と呼ばれる琵琶湖産の淡水真珠。シェネ氏は、約6年の歳月をかけて育まれた虹色の艶を湛えた真珠に一目惚れ。今まで使ったことのないパールのジュエリーに挑戦してみよう、と思ったのだそう。「まずは数千個にのぼる、膨大な量のパールをパリのアトリエに送ってもらい、自分の手でひとつひとつの珠を選定することからスタートしました。パールのサイズを測り、色や照りなどの個性を見極め、どの珠を使うのかを決めるために、何週間も部屋にこもって作業したのですが、これが実に楽しくて! 見れば見るほど神保パールの美しさに引き込まれていき、夢中になっていきました。

神保パールを使ったネックレスがこちら。ハンドメイドのため、すべてが異なる長さになっており40〜45㎝くらいに仕上げられている。購入後、希望の長さに調整可能。(淡水パール× YG ×ダイヤモンド)<左>¥880,000、<右>¥1,100,000 /シャルロット シェネ(和光)

その後、珠に穴をあけ、繫げていく工程は、高度な職人技を要するものでしたので、『神保真珠商店』で加工してもらった後にパリに戻し、最終的な作品に仕上げました。パリと日本とで共同作業ができたのも、このプロジェクトならではの醍醐味だと思います。地金で作ったクラスプは、パールが育った湖の波をイメージしたデザインにし、水面の輝きをダイヤモンドで表現しました」

こうして大切に作られたネックレスの数は12本。もちろんすべてが一点モノであり、唯一無二の作品だ。「長い時間を費やして作ったネックレスをパリのアトリエから出荷するときは、子供たちが巣立つような気持ちになったほど。でも、今回『アーツアンドカルチャー』のオープンのために来日し、ネックレスが美しい和の空間にディスプレイされ、お客様の手に取っていただけるのを見て、心から感激しています。今後は、ほかのアイテムも増やしていくつもりですので、楽しみにしていてくださいね」

新作のピアスは、美しい艶を放つ神保パールがスイング。(淡水パール×YG ×ダイヤモンド)<左>¥1,078,000、<右>¥858,000/シャルロット シェネ(和光)

L / UNIFORM
リュニフォーム               

ジャンヌ・シニョール/ 2014年に創設されたバッグブランド「リュニフォーム」デザイナー。デザインと機能性の理想的な関係をユニフォームに見出し、厳選されたキャンバスとレザーを使用。故郷のカルカッソンヌとポルトガルにあるアトリエで、専門職人の手によってバッグや小物を制作している。

「今から26年前、私が初めて日本に来たとき、最初に訪れたのが銀座の和光だったんです! だから、今回のコラボレーションには、運命的なものを感じています」。オリジナルのフレンチキャンバスを使った上質なバッグや小物で高い人気を誇るフランス発ブランド「リュニフォーム」。デザイナーのジャンヌ・シニョール氏が初来日した際、日本通のご主人が「素晴らしいブティックがある」と連れてきてくれたのが和光 本店。ウインドウディスプレイの斬新さ、世界中の上質なアイテムを揃えたラインナップに衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えているという。「それ以来、数えきれないほど来日していますが、東京に来るたびに大好きな『和光』に足を運んでいたんです。だから、オファーをいただいたときには、まさか、あの『和光』と協業できる日がくるなんて! と、迷うことなくお引き受けしました」

斜めの柄がアクセントになった岡山県産のアップサイクルデニムの小物

今回のコラボレーションで使用したのは、岡山県産のデニム。70年以上の歴史を誇るデニムの工房で眠っていた生地をアップサイクルしてバッグや小物を制作。「デニムを使うのが初めてだったので、どうやってデニムを美しく際立たせるかに力を入れました。『リュニフォーム』は、表も裏も美しくしつらえることを心掛けているので、両面で色のコントラストを表現することを意識しましたね。このデニム特有の斜めの模様の方向をきちんと合わせることが難しく、縫製に長い時間をかけました」。

岡山県産のアップサイクルデニムを使用したトートバッグ。左は斜めの模様が入ったデニムをサイドに施し、コントラストをつけたデザイン。バッグ<左>(W29×H23×D13㎝)¥146,300、<右>(W27×H19×D12㎝)¥103,400 /リュニフォーム(和光)

素材を日本からポルトガルのアトリエに送付、熟練職人の手によって、端正な作品に仕上げられた。アップサイクルデニムのため、作れる小物の数は限られているが、シニョール氏は、今後も素材を替えながらこの取り組みを続けていきたいと意欲的。

「『アーツアンドカルチャー』に、私の作品が並んでいることを誇らしく思います。私がかつて感銘を受けたように、この素晴らしい“舞台”が誰かの心に残ったら嬉しいです」

日本の顧客のニーズを反映して作ったという小物類。<上から>スモールポーチ(W21×H15×D1㎝)¥19,800、ペンシルケース(W18.5×H5.5×D6㎝) ¥26,400、ブックカバー(W17×H24× D0.5㎝)¥28,600、フォルダブルケース(W29×H20 ×D0.5㎝)¥29,700 /リュニフォーム(和光)

和光本店地階「アーツアンドカルチャー」

「時の舞台」をコンセプトにした、日本的な作法により整えられた空間に、国内外のクリエイターたちによる日本の美しさや文化を体現したアイテムが並ぶ。


住所 中央区銀座4-5-11

Tel 03-3562-2111

営業時間 11:00 〜 19:00 無休 

公式サイト

お問い合わせ

和光
Tel 03-3562-2111

Photo:Satoshi Yamaguchi, Daishi Yamaoka Styling:Masami Tanaka Text:Miwako Yuzawa
このコンテンツは2024年10月27日発行の「THE NIKKEI MAGAZINE Ai」からの転載です。