運が良ければ梅雨グロの走り。。。かも。。。
長崎県は平戸市、大崎の地磯へ。
夜明け前の海はいつも美しい。
空には三日月。うっすらと明るくなりつつある空とのコントラストは何とも表現しがたい景色である。
5月のゴールデンウィーク真っただ中の晴れた日に、梅雨グロの走りが楽しめるのではないかと思い、長崎県は平戸市の大崎の地磯へ出かけた。
この時期であるからして、30センチオーバーのクロが数枚釣れれば、ワシとしては大満足である。
さらに気温が異常に高いため
磯の上は蚊取り線香が必需品。わさわさと蚊がワシの美味い血を吸いによってくる。虫よけスプレーを全身に吹き付け、蚊取り線香をもくもくと炊きながら、夜が明けるのを待つのだ。
夜が明けたらサクッとクロを釣って、今日はサクッと早めに帰ろう。きっとゴールデンウィークだから道が混んでいるはずだ。そうだ!サクッと釣って、サクッと帰ろう!それが良い。
釣り始めから・・・。
夜明けとともに、釣りを始めたワシとにわ子。
サクッと釣って、サクッと帰ることを目標に、仕掛けを投入。
すると!早速、ウキに反応が!
ふふふ・・・。これは!これはマジでサクッと釣って、サクッと帰られるぞ。ふふふ・・・。
と思ったのも束の間
小っちぇーーーーーー!!小っちぇーーーよーーー!!
あがってきたのは手のひらサイズの小っちゃいクロ。
マジか・・・。しかし、次は、次こそはまともなサイズを釣るぜ!
すると、すぐにウキに反応が。
ふふふ・・・。これで帰れるばい。ふふふ・・・。
と思いきや
小っちぇーーーーー!!小っちぇーーーよーーー!!
またしても手のひらサイズ。
ここから始まる、木っ端グロ入れ食い無限地獄。
ほぼ毎投ごとにウキが沈み、クロが釣れるのだが、いかんせん、小っちゃいのよ。
さらに悪いことに、磯際にも沖目にも、木っ端グロに加えてスズメダイがびっしりと居ついている。
どこに撒き餌を投げても、木っ端グロとスズメダイで海面が真っ黒になってしまうほどだ。
この状況が午前中続く。
心と体はもう限界。いくら頑張ってみても、まともなサイズのクロは釣れないし、餌とりのスズメダイはさらに猛威を振るう。
あか~ん・・・。
きっと、ワシが行く海は・・・クロが絶滅したに違いない。
終わった・・・完全に終わった・・・。
たくさんの声援を有難う!
大勢のファンに見守られながら、その声援に応えられなかったワシ。
ワシはゆっくりと・・・ライフジャケットを脱ぎ・・・
そして
ゆっくりと
ゆっくりと
竿を置いたのである。
今までたくさんの声援を有難う。
応援してくれるみんなが居たからこそ、ワシはここまで頑張ることができたのだ。
でも、木っ端グロ地獄には耐えられない。
ワシ、明日から普通のオジサンに戻るけん!!
ひとしきり寸劇を終えたワシは、船長へ鬼電!
「船長~。一番早い便で迎えにきてくだされ~。」
こうしてワシは、当初の目標である『サクッと帰る』は達成できたものの、『サクッと釣る』ことはなく、磯を後にした。
厳しい~・・・。
本日もご覧いただき、ありがとうございました。
クロはどこに行ったんでしょうねええ・・・。さて、釣好大全九州ではブログランキングに参加させていただいております。よろしければ下のにわか面をクリックしていただき、応援いただけると幸いです。よろしくお願い申し上げます。
にほんブログ村