野生児のワシも食ったことはない・・・。
ならば食ってみようではないか。
猫ちゃんが食すると酔っぱらう・・・というか、興奮作用があるとされる『マタタビ』。
人間が食っても酔っぱらうのだろうか・・・。
野生児であるワシもさすがに食ったことはない。
マタタビってキウイの仲間で、断面はまさにキウイみたくなっている。
読者諸氏はマタタビってどんな風に実をつけているかご存じかな?
こんな風に、木になっている緑色の果実だ。特徴は楕円形で、先が尖っている。
マタタビの木を見つけるのはとても難しいけれど、辛抱強く山を探索していると、たまに見かける。
これがマタタビの実。
人間が食っても毒はないようなので、初!のマタタビ食リポである。
まず断面を確認。
うん、まさしくキウイのような断面。そして楕円形で先が尖がっているので、間違いなくマタタビである。
ものの本によると、生のマタタビの実は辛いそうだが、どの程度の辛さなのかは自分で食ってみないとわからない。いざ、実食である。
思いきってカリッと、アーモンドを食べるように豪快に食べてみる。
う~ん・・・味の薄い酸っぱいキウイみたいな感じかな~・・・。
全然辛くないじゃん・・・。
もぐもぐ・・・もぐもぐ・・・味わっていると
どわああああああ!!辛いーーー!!とてつもなく辛いではないかーーー!!
ワシ、辛いのは苦手ではないと思うのだが、こ、こ、これは辛すぎるーー!!
辛いというか、もうこれは痛い!!
舌の痛みが治まらず、水を飲んだり、豆乳を飲んだり、飴を舐めたりしたのだが、しばらく痛かった。
辛さのタイプで言えば、青唐辛子かな。いや・・・それ以上か。
なんせ、胃の中が熱くなるけん・・・。これ猫ちゃん食って大丈夫なんかいな・・・。不思議じゃ。
ま、とにかく、マタタビは人間が食うと酔っぱらうことはないけれど、めちゃくちゃ辛いということが判明した。
それではどうやって食うのか。
味噌漬けや塩漬けにして食するらしい。あるいはこの辛味を利用して、料理するのだとか。
決して生で食ってはいけない。
マタタビに似た『サルナシ』。
マタタビを収穫したあとに探索を続けていると
マタタビによく似た果実を発見。
これは『サルナシ』という植物の実。
サルが美味すぎて全部食べてしまうことから、この名前がついたのだとか・・・そうじゃないとか・・・。
どっちやねん!!
これもマタタビ科の植物で、やはりキウイの仲間。
実はマタタビのように先が尖っていないのが特徴。
これがサルナシの実。
断面ははやりキウイみたくなっている。
これは完熟するとキウイのように甘酸っぱい実で、とっても美味しいらしい。実はワシも食ったことはない。
というわけで、勇気をもってまたしても実食じゃ!
少し柔らかくなっている実を選び、食してみる。
おおお!!!両あごの内側から唾液が止まらんぞ!!
酸っぱいーーー!!
キウイっぽい味は確かにするのだが、まだ熟していなかったのだろう。酸っぱいやんけーー!!
辛いとか酸っぱいあとには・・・。
口の中が辛かったり酸っぱかったりしたので、ちょこっとお口なおし。
美味しそうなアケビがなっていたので、こいつも収穫しておいた。
この時期には立派なアケビがたくさん採れる。
アケビの口をナイフでパかっと開けて、中の果肉をいただく。
う~ん、安定の美味さ。と~っても甘い。
安心の味である。
今回収穫したアケビは、どれも果肉がパンパンに詰まっていて、とても美味。
そして今回もうひとつ秋の味覚を収穫できた。
これ、何だかわかるかな?
そう、『むかご』である。
ご飯にいれて炊きこんだり、油で揚げて塩で味付けすると、ほくほくとした芋のような美味さで、とても美味しい。
ただ、採取するときに気を付けなければならないことは、むかごによく似た植物で、『ニガカシュウ』というものがある。こいつには少し毒があるようだ。
食べてみるとその名の通り、苦いのでわかるらしいが、毒があるのならば食べてみるというわけにはいかない。
見分け方は、むかごは葉っぱが左右一対でついており、ニガカシュウは対にはなっておらず、ランダムに葉がついている。これを見分けられれば大丈夫だ。
春の山菜も楽しいけれど、秋の山もなかなか面白いぞ。
本日もご覧いただき、ありがとうございました。
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