ガソリン1Lで「約28キロ」走る“低燃費ナンバー1”の「軽」とは? “106万円”から&最新装備もバッチリでコスパ最高! スズキ最新「アルト」がスゴイ!
軽自動車の中で最も低燃費のスズキ「アルト」ですが、歴代モデルの燃費は一体どのようなものなのでしょうか。くわえて最新モデルの魅力について紹介します。
ガソリン価格上昇で再注目! 低燃費ナンバー1の軽自動車
2024年12月19日、2025年1月16日の2段階を経てガソリン補助金は廃止され、ガソリン価格は上昇し、地域によっては1リッターあたり180円代に突入しました。
そのため、新たにクルマを購入する際には、燃費を重視する人がさらに増えていくことでしょう。
今回は、2025年1月現在で市販されている軽自動車の中で、最も燃費がいいスズキ「アルト」の歴代モデルの燃費推移や魅力について紹介します。
アルトは1979年から発売されている軽セダンで、スズキの代表的な軽自動車です。
主に女性ドライバーをターゲットとし「暮らしに役立ち、優れた経済性をもつクルマ」「物品税のかからない商用車規格でありながら、乗用車スタイルのクルマ」というコンセプトを守り続けています。
また「軽ボンネットバン」と呼ばれる「節税型軽乗用車」ジャンルを創成し、初代アルトの価格は47万円と、軽自動車市場に大きな影響を与えました。
その後、さらに女性ユーザーの声を取り入れて進化した2代目アルトが1984年にデビュー。
3代目(1988年)は「ザ・パーソナル・ミニ」を基本コンセプトとしてゆとりある居住空間を実現。
4代目アルト(1994年)では「毎日のるクルマ」としての機能と性能を向上し、街乗りでの扱いやすさを向上させました。
5代目アルト(1998年)は小型車と同じく衝突安全性を向上させ、6代目アルト(2004年)では経済性を追求しています。
さらに、親しみやすいデザインと広い室内に加えた7代目(2009年)、大幅な軽量化などでガソリン車No.1の低燃費を実現した8代目(2014年)、そして2021年に現行の9代目が誕生しました。
歴代アルトの燃費性能は試験法が違うことから単純な比較はできませんが、初代でも26km/L(60km/h定地走行)を達成。
圧倒的な燃費性能を業界に見せつけていき、試験法が変わった4代目・7代目・9代目でも燃費性能を伸ばしていきます。
具体的には、4代目は10・15モードで16.6km/Lから26.5km/L(60km/h定地走行では26.0km/Lから33.6km/L)、7代目はJC08モードで20.0km/Lから22.6km/L(10・15モードで22.0km/Lから24.5km/L)。
現行モデルである9代目ではWLTCモードで23.5km/Lから27.7km/L(JC08モードで28.7km/Lから33.1km/L)で軽自動車トップの燃費効率を達成しました。
なお、現行アルトは2021年にフルモデルチェンジされ「気軽」「安心」「愛着」をコンセプトにしています。
エクステリアは、丸みを帯びたフォルムを基調としていることが特徴です。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1525mmと8代目と比較して全高が50mm高くなり、室内高さが45mm、室内幅も25mm拡大しています。
グレードは大きく分けて4種類で、各グレードで2WDと4WDが選べることが特徴です。
ハイブリッドシステムを搭載した「HYBRID X」「HYBRID S」、エネチャージを搭載したガソリン車のエントリーモデルの「A」と装備が追加された「L」があります。
価格は106万4800円から150万0400円(税込)です。
また、燃費以外にも安全面に特化しているのも見逃せません。
具体的にはガラスエリアを拡大し、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートなどを搭載する「スズキ セーフティ サポート」と、6エアバッグを全車に標準装備しています。
最上級モデル「HYBRID X」では、アルト初のR06D型エンジンとマイルドハイブリッドを搭載。
デュアルインジェクションシステム、クールドEGR、急速燃焼、高圧縮比化などの技術を採用し高い燃費効率を実現しました。
さらに、スズキ国内初となる7インチのディスプレイオーディオを採用。
バックアイカメラや全方位モニターの映像を表示できるだけでなく、さまざまな車両情報を表示できます。
スマートフォンとの連携によるナビ表示、音楽の再生などの充実した機能も魅力でしょう。
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