数日にわたり映像投影実験を重ねた結果、
適切な気象環境のもとで機材や設備、設置ポジションなど
特定の条件を揃えることができれば、地上から雲に映像を
投影できることを確認しました。
2013年6月の実験成果を活かし、雲プロジェクトチームは今、
雲に投影する演出の制作を進めています。
雲に映しやすい映像とそうでない映像があることや、撮影に適する
機材の角度にはじまり、大きいものから小さいものまで、
雲に映像を投影するための様々な条件が明らかになりました。
これらを踏まえ、2013年9月の実施にむけ、雲に最も映える
映像投影やグラフィティアートの形を模索しています。
「プロジェクトチームは雲に映像を映すには何を想定すれば良いのか?」
その点を明らかにするため、人工的に雲と類似した環境を
つくりだす必要がありました。
微細な霧を作りだすミスト実験発生機や、
雲の発生環境を再現した雲発生機の開発…。
雲への挑戦は、雲を生み出すことから始まったのです。
プロジェクトチームによる専用設備や各地での実験を経て、
2013年6月、雲プロジェクトチームは雲海の名所である北海道
トマムに向かい、現時点で最高と考えられる環境・機材のもと
映像投影実験を行いました。
撮影協力:星野リゾート トマム
雲に映像を映すという前代未聞のチャレンジに対し、
プロジェクトチームは試行錯誤を積み重ねてきました。
その軌跡も御覧ください。