覆水、盆に返らずとは
覆水、盆に返らず
ふくすい、ぼんにかえらず
言葉 | 覆水、盆に返らず |
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読み方 | ふくすい、ぼんにかえらず |
意味 | 離縁した夫婦の仲はもとどおりにならないことのたとえ。また、一度してしまったことは取り返しがつかないというたとえ。
中国の太公望が出世して斉に封ぜられた時、離縁した妻が復縁を求めてやってきた。太公望は盆の水をひっくり返し「こぼれた水を元に戻せたら希望通りにしよう」と言って復縁を断ったという故事から。 |
場面用途 | 夫婦 / 親族 / 離婚・離縁 |
類句 | 後悔、先に立たず(こうかい、さきにたたず) |
落花枝に返らず、破鏡再び照らさず(らっかえだにかえらず、はきょうふたたびてらさず) | |
破鏡再び照らさず(はきょうふたたびてらさず) | |
使用語彙 | 覆水 |
使用漢字 | 覆 / 水 / 盆 / 返 |
「覆」を含むことわざ
- 前車の覆るは後車の戒め(ぜんしゃのくつがえるはこうしゃのいましめ)
- 手を翻せば雲となり、手を覆せば雨となる(てをひるがえせばくもとなり、てをくつがえせばあめとなる)
- 覆車の戒め(ふくしゃのいましめ)
- 覆水、盆に返らず(ふくすい、ぼんにかえらず)
- 覆轍を踏む(ふくてつをふむ)
- 目を覆う(めをおおう)
「水」を含むことわざ
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- 汗水垂らす(あせみずたらす)
- 汗水流す(あせみずながす)
- 汗水を流す(あせみずをながす)
- 頭から水を浴びたよう(あたまからみずをあびたよう)
- 頭から水を掛けられたよう(あたまからみずをかけられたよう)
- 魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
- 魚と水(うおとみず)
- 魚の水に離れたよう(うおのみずにはなれたよう)
- 魚の水を得たよう(うおのみずをえたよう)
「盆」を含むことわざ
- 自分の盆の窪は見えず(じぶんのぼんのくぼはみえず)
- 覆水、盆に返らず(ふくすい、ぼんにかえらず)
- 盆と正月が一緒に来たよう(ぼんとしょうがつがいっしょにきたよう)