怒れる拳、笑顔に当たらずとは
怒れる拳、笑顔に当たらず
いかれるこぶし、えがおにあたらず
言葉 | 怒れる拳、笑顔に当たらず |
---|---|
読み方 | いかれるこぶし、えがおにあたらず |
意味 | 怒って強い態度で向かってきた者に対しても、優しい態度で接するほうが効果的であるということ。怒って振り上げた拳も、相手の笑顔に気勢をそがれて打ち下ろせないとの意から。 |
類句 | 尾を振る犬は叩かれず(おをふるいぬはたたかれず) |
杖の下に回る犬は打てぬ(つえのしたにまわるいぬはうてぬ) | |
袖の下に回る子は打たれぬ(そでのしたにまわるこはうたれぬ) | |
笑う顔に矢立たず(わらうかおにやたたず) | |
使用語彙 | 笑顔 |
使用漢字 | 怒 / 拳 / 笑 / 顔 / 当 |
「怒」を含むことわざ
- 怒り心頭に発する(いかりしんとうにはっする)
- 怒りは敵と思え(いかりはてきとおもえ)
- 怒りを遷さず(いかりをうつさず)
- 怒りを買う(いかりをかう)
- 怒りを招く(いかりをまねく)
- 一朝の怒りに一生を過つ(いっちょうのいかりにいっしょうをあやまつ)
- 一朝の怒りにその身を忘る(いっちょうのいかりにそのみをわする)
- 肩を怒らす(かたをいからす)
- 肩を怒らせる(かたをいからせる)
「拳」を含むことわざ
- 怒れる拳、笑顔に当たらず(いかれるこぶし、えがおにあたらず)
- 握れば拳、開けば掌(にぎればこぶし、ひらけばてのひら)
「笑」を含むことわざ
- 朝のぴっかり姑の笑い(あさのぴっかりしゅうとめのわらい)
- 明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
- 言い出しこき出し笑い出し(いいだしこきだしわらいだし)
- 一笑に付す(いっしょうにふす)
- 一笑に付する(いっしょうにふする)
- 一笑を買う(いっしょうをかう)
- 一銭を笑う者は一銭に泣く(いっせんをわらうものはいっせんになく)
- 今泣いた烏がもう笑う(いまないたからすがもうわらう)
- 今鳴いた烏がもう笑う(いまないたからすがもうわらう)
「顔」を含むことわざ
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 朝顔の花一時(あさがおのはないっとき)
- 朝に紅顔ありて夕べに白骨となる(あしたにこうがんありてゆうべにはっこつとなる)
- 会わす顔がない(あわすかおがない)
- 合わす顔がない(あわすかおがない)
- 会わせる顔がない(あわせるかおがない)
- 合わせる顔がない(あわせるかおがない)
- いい顔をしない(いいかおをしない)
- 一瓜実に二丸顔(いちうりざねににまるがお)