狐の王国

人は誰でも心に王国を持っている。

数千年後の学者たちに俺が書いたものを読ませたい

1年半ぶりに Twitter アカウントが復活した。正直喜びよりも困惑のほうが大きい。なんでいまごろになって復活したのか。 まあ諦めずにたまに審査要求は送っていたのだが、日本語英語どちらでも書いたり文面を工夫したりしても凍結理由すら教えてもらえなかったのに、適当な日本語で送ったらいきなり解凍されたのである。

本当に適当に書いたので送った文面も手元に残してない。不正な凍結だと確信してる、おかしな集団通報がなかったか確認してくれ、必要なら削除すべきものは削除するみたいなことを書いて送ったと思う。

誰かがたまたまやる気のある担当者にあたるかどうかであって数を打つしかないみたいなことを言っていたが、もしかしたら本当にそうなのかもしれない。

特に何かを削除しろと言われたわけでもないので完全な冤罪である。

それにしても無事解除されてよかった。Twitter にはぜひ長生きしてもらって、数千年後の言語学者や歴史学者や考古学者たちの資料になって欲しい。

古代人の他愛ない壁の落書きを読んでみたい、誤字まみれの冴えない言葉でもいい、生の古代人の声が聴きたい!と思って古代ギリシャ語を学び始めたけど、いざ落書きが読めるようになると「あの少年の股で素股したい」とか「あの男を犯すしかない…好き」とかろくでもない言葉で溢れている事に気づいた。

俺はこのエピソードが大好きなのである。懸命に21世紀の言語を学んで俺のツイートに触れた未来の学者にがっかりされたい気持ちが止められない。

未来人が重大な資料だと勘違いしてこの文面を読んでがっかりしてくれたらとても嬉しい。あなたがこれを読んでるころには、我々の時代は古代と呼ばれてるだろうか。古代人の生の言葉を読んでくれて、本当にありがとう。

そう未来に伝えたいのである。

Sugano `Koshian' Yoshihisa(E) <koshian@foxking.org>