掻くとは
掻く
かく
言葉 | 掻く |
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読み方 | かく |
意味 | 爪やそのような形をしたものを当てて強く動かすこと。 刃物で表面を削る。 手や道具を動かして、物を遠ざけたり、近付けたりする。 琴などの弦を弾くようにして音を鳴らす。 鋤や鍬などを使って田畑を耕す。すき返す。 手や箸などを使って混ぜる。 刀を引いて物を切る。 表面にあらわす。 |
別表記 | 搔く |
使用漢字 | 掻 / 搔 |
掻く・搔くを含む故事・ことわざ・慣用句
寝首を掻く(ねくびをかく)
相手が油断している隙に不意をついて陥れることのたとえ。 ぐっすり寝ている人の首を切るとの意から。
頭搔くか字を書くか(あたまかくかじをかくか)
文字を書くのが苦手な者が、字を書かなければならくなり、困り果てている様子をからかっていう言葉。「掻く」と「書く」は語呂をあわせ。
靴を隔てて痒きを搔く(くつをへだててかゆきをかく)
思うようにならず、もどかしいこと。 靴の上から足の痒(かゆ)いところを掻(か)くことから。 「[[隔靴掻痒(かっかそうよう)*https://yoji.jitenon.jp/yojic/1260.html]]」ともいう。
損して恥搔く(そんしてはじかく)
損をしたうえにさらに恥までかいて、さんざんな目に遭うことのたとえ。
敵もさる者引っ搔くもの(てきもさるものひっかくもの)
相手の強さや実力などを認めるときに使う言葉。 「さる者(然る者)」は、なかなかの人物という意味。 さる者の「さる」に引っ掻く猿(さる)をかけた言葉。 単に「敵もさる者」ともいう。
赤恥を搔く(あかはじをかく)
人前でひどく恥ずかしい思いをする。 「赤恥」は、「恥」を強めた言い方。
頭を搔く(あたまをかく)
小さな失敗について気まずく感じたり、恥ずかしく照れたりしたときなどに行う、頭に手をやって軽くかくしぐさのこと。
欲を搔く(よくをかく)
必要以上に欲を出すこと。