学研全訳古語辞典 |
くす-し 【薬師・医師】
医者。
出典徒然草 一一七
「よき友三つあり。一つには、物くるる友。二つにはくすし。三つには、智恵(ちゑ)ある友」
[訳] よい友に三種類ある。その一つは、物をくれる友。二つには、医者。三つには、知性のある友。◆「くすりし」の変化した語。
やく-し 【薬師】
「薬師瑠璃光如来(るりくわうによらい)」の略。東方の浄瑠璃光世界に住む仏。十二の誓願を立て、これを成就して人々を病苦から救う。左手に薬の壺(つぼ)(または宝珠)を持ち、右手は印を結ぶ。薬師仏(ぼとけ)。薬師如来。医王仏。◆仏教語。
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