浪人している人に向いてるアルバイト 合格に向けたベストな選択肢を解説
「浪人中にバイトしてお金を稼ぎたいけれど、勉強が疎かになりそうで不安」という浪人生は多いですよね。
結論から言うと、浪人中のバイトはオススメできません。
しかし、金銭的な事情から働かなくてはいけない場合もあります。
この記事では、浪人生にバイトをオススメしない理由、どうしても必要な場合はどんなバイトを選べばいいのかを紹介します。
この記事を読んで、自分の状況に合ったベストな選択肢を選び、大学に合格しましょう。
目次
浪人中のバイトを推奨できない3つのリスク
浪人中にバイトを必要とする理由は、学費・生活費、気分転換、一人になると思い詰めるからなど、それぞれあると思います。
また、バイトには、お金以外にも、社会経験・コミュニケーション・関連スキルなど得られるものがたくさんあることも事実です。
しかし、浪人中のバイトは、基本的には推奨しません。
バイトをすることが受験勉強の妨げとなる可能性があるのです。
バイトをする目的は多々あれど、バイトが負担になって合格できなければ、浪人生としては本末転倒でしょう。
ここからは、バイトをすることによって発生する、勉強の妨げになるリスクを紹介します。
リスク①疲労が増す
バイトをすれば、疲労の増加が懸念されます。
当然ですが、労働すれば疲れるのです。
労働そのものによる疲労に限らず、通勤環境や人間関係による疲労もあります。
朝であれ夕方であれ、バイトで疲れてからの勉強であれば、学習意欲も落ちていくでしょう。
「疲れたし、今日ぐらいは勉強をしなくてもいいか」という判断が徐々に肥大していく危険もあります。
疲れが溜まれば、判断能力も落ちますし、勉強の効率もそれに応じて落ちていくのです。
バイトによる疲労感は、勉強の妨げとなる大きな問題になります。
逆に、勉強した後にバイト、という場合も、「この後バイトだから…」と考えることで勉強にブレーキがかかることがあります。
リスク②誘惑が多い
誘惑が多いのも、浪人中のバイトの弊害です。
バイトをすれば、バイト仲間からの遊びの誘いや恋愛感情の発生など、誘惑はたくさんあります。
バイト先の人は、大学生やフリーターなど、浪人であるあなたとは異なる環境の人も多いのです。
そして、大学生やフリーターは、遊びや恋愛によるリスクが浪人生よりも低いです。
そうした人たちは、浪人であるあなたの事情を常に配慮して行動するわけではありません。
誘惑に乗れば勉強の時間が減りますし、断った場合には他人が遊ぶ姿がうらやましく見えたり、断ることにストレスを感じたりすることもあります。
浪人中のバイトは、誘惑が非常に多いのです。
リスク③スケジュールがバイトに左右される
浪人の事情を、雇う側が配慮してくれるとは限りません。
つまり、スケジュールがバイトに左右されるリスクがあるのです。
定例・通常のシフトでも、「思ってたより多いな…」という労働時間になることもあり、そうなると勉強のスケジュールが崩れます。
また、人が足りないときなどは、急遽「明日バイトに入ってくれないか」とお願いされる場合もあるでしょう。
そんなときは、第一に、受け入れればやはり勉強のスケジュールが崩れます。
第二に、受け入れなければだんだん気まずい思いを抱えていくこともあります。
急なシフト依頼を断ったとしても、急なのですから、気まずい思いをする必要は本来的にはありません。
ですが、あなたも体調不良などで急にバイトを休むことはあるはずで、そのときには代わりの人がシフトに入ります。
そうなると、「自分は迷惑をかけるだけで、恩返しができていないな…」と思ったりすることで、バイトにも勉強にも身が入らなくなることがあるのです。
働くというのは、自分でコントロールできないスケジュールに関連するリスクがあるのです。
バイトが必要な場合の選び方・3つのポイント
基本的には、浪人にバイトはオススメできません。学費や家計の事情などで、どうしてもバイトする必要がある場合もあります。
そういった際は、どういうバイトを選べばいいのか気になりますね。
ここからは、浪人中にバイトが必要な場合に、バイトを選ぶ際の3つのポイントを紹介します。
その後、具体的な職種の例を紹介していきます。
ポイント①拘束時間が短い
浪人でバイトをする場合は、拘束時間が短いバイトを選びましょう。
拘束時間が長ければ、その分単純に勉強の時間が減ります。また疲労も多く溜まり、勉強を並行するのがつらくなるのです。
長期拘束が前提となるバイトはやめた方がよいということです。
2〜3時間の短時間で入れるバイトを探しましょう。
ポイント②人間関係がない(薄い)
浪人中のバイトは、人間関係がない(薄い)ものを選ぶのが大切です。
人間関係とは、同僚や上司に限らず、顧客や取引業者に対しても発生します。
そして、人間関係は、良好でも不良でも勉強に影響します。
可愛いあの子が気になる、苦手な先輩の相手がつらいなどの人間関係は、家に帰った後も勉強への集中を妨げる原因になります。
ポイント③通勤時間が短い
浪人中のバイトは、近場の仕事がオススメです。
近場なら、通勤の時間が必要ないので時間の節約になります。
家から遠い場所で働けば、片道30分程度でも、往復で1時間の時間が奪われるのです。
浪人生にとって時間は大切なもの、通勤時間を削減するために近場のバイトを選びましょう。
浪人にオススメのバイト6選
浪人中のオススメバイトの特徴についてご紹介しました。
ここからは、浪人中のバイトにオススメな業種6選の紹介です。
紹介した条件を全て満たす業種・職場があるとは限りません。ですので、自分にとって何が勉強の障害になるかならないかを考えて探しましょう。
また、これからご紹介する職種以外にも、前章の条件を満たすようならばひとまずは問題ないと思います。
なお、どのバイトも、真面目に働けば働くほど、「シフトを増やせないか」と言われることがあります。
そんなときは、必要な収入とデメリットをしっかり比較した上で、断るときは、「勉強がありますので」と正直に伝えたり、場合によっては「家庭の事情で難しいです」と方便を使ったりしましょう。
バイト①朝のコンビニ
1つ目のオススメは、朝のコンビニバイトです。
コンビニのバイトは時間の融通が効きやすく、近所で探せるのが利点になります。
また、朝6時~9時などの短時間の朝シフトを選べば、受験に向けて生活を朝方に整える練習にもなり、一石二鳥です。
人間関係も比較的薄い場合が多いので、浪人中のバイトに適した職場と言えます。
バイト②ファーストフード店
ファーストフード店も、浪人中のバイトにオススメです。
コンビニと同様に店舗がたくさんあるので近所で探しやすく、シフト時間の融通が効きやすい利点があります。
ただし、様々な人が同時に働くことが多いので、人間関係の点では注意が必要です。
流されやすい人は誘惑されないように注意しましょう。
バイト③スーパーなどの品出し業務
スーパーやドラッグストアの品出し業務はオススメです。
人間関係も薄く、シフトも決まった時間帯で短時間、という場合が多いからです。
コンビニほどではないかもしれませんが、店舗がたくさんあって勤務先を選びやすいこともオススメポイントの一つです。
バイト④郵便局の仕分け
郵便局の仕分けもオススメです。
仕分け作業なので、人間関係のストレスがたまりません。
また郵便局の仕分けは、社員もいるのでバイトの融通も比較的効きやすいのです。
近所に郵便局がある場合は検討してみましょう。
バイト⑤ビル・オフィスの清掃
ビルやオフィスの清掃もオススメです。
清掃作業は、人間関係の薄さと労働時間の短さが利点になります。
また、早朝勤務が多く、早起きになる(=受験本番に向けて生活を朝方にできる)のもポイントです。
ただし家の近くにない場合もあるので、あくまで家の近くにあればという条件で探してみましょう。
バイト⑥静かな飲食店の、ランチタイムのスタッフ
条件がやや狭いのですが、静かな飲食店のランチタイムのスタッフもオススメです。
静かな飲食店というのは、例えば美術館に併設されていたり、繁華街から遠かったりで、来客数が限られているようなところです。
そんなお店で、かつランチタイムだけであれば、繁華街の飲食店と比べた労働時間や疲労は多くありません。
また、そういうお店は、スタッフやお客さんなどとの人間関係が「悪くない」傾向もあります。
なお、キッチンスタッフなら営業開始前の仕込みが、ホールスタッフなら営業終了後の片付けが業務に含まれる場合もあるので、労働条件を確認しましょう。
まとめ
浪人中のバイトは、基本的には推奨されません。
大学に合格するという目的のためには、勉強に労力を費やすことが一番大切です。
どうしてもバイトをする必要がある場合は、時間拘束が少ない、人間関係やシフトの融通が効きやすい、通勤時間が短いなどの条件を満たしたものがオススメです。
拘束力や人間関係のストレスが発生する懸念のあるバイトは、学習のブレーキになります。
勉強ばかりの生活をしていると、アルバイトで気分転換をしたくなるのはわかります。ですが、やはり労働には「大変さ」が付随します。
気分転換は、アルバイト以外のことで実施していきましょう。
アルバイトは、どうしてもという場合を除いてなるべくしないで済む選択肢を探し、合格へのルートを進んでいきましょう。
この記事が、あなたの「浪人とバイト」に関する疑問や不安を解決できたなら幸いです。
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