完組ホイールは新品でもスポークテンションがそろっていないので、完璧に調整するとワンランク上の別物になります。
ロード仲間のホイール調整でも実感できました。
うちのロードを新品で買った時に付いてきた、シマノのRS300ホイール、ニップルが4mmとちょっと特殊なので、いじれないでいました。
わざわざこのホイールだけのために、4mmのニップルレンチを買いましたよ・・・
200kmも使っていないので、フレはほとんどありません。まぁ、まともなショップは納品前に工場出荷時からある初期フレを直しますので。
いつものように全部のスポークのテンションをデジタルで精密に計測してみます。
おや、なんか見慣れた数値・・・
経験上、0.1の差がだいたい10kgfの差なので、それ以下の誤差です。かなり少ない。
これはまるで自分で調節したかのような結果です。
つまり、かなり完璧に揃っているのです!!!
それでも少しは直す箇所はあったので、元より良くなるように調整してみました。
RS300は実売価格がRS100の1.6倍くらいしますが、中身はそれを上回るコスパの良さがあるのではないかと思いました。
RS100に比べて勝っている箇所をあげてみます。ホイールを組む人間の目線がかなり入っていますけど。
①スポークテンションが新品状態から均一化されているため、性能が高い。
②かなり薄いエアロスポーク使用。しかもストレートスポークで丈夫。(RS100はJベンド、丸断面スポーク)
③スポーク本数が少ない。RS100はフロント20本・リア24本で頑丈ですが、RS300はフロント16本・リア20本とけっこう攻めた設定です。
④ハブベアリングの精度が良い。最初からヌルヌル回ります。カップアンドコーンですがRS100を上回ります。
⑤ニップルレンチが特殊ですが、大き目のニップルなので丈夫で破断しにくいと思われる。
リムがそれほど軽量ではないし見た目が地味ですが、105グレードとなっていますし、これは良いホイールだと思います。
もしもローラー専用にしている人がいたら、もったいないので実走してみて欲しいですね。
かかりがいいので、わりとオールラウンドなホイールと思います。
しいて言うなら、もう少し乗り心地をよくするために、スポークをCX-Ray・アルミカラーニップルに替えてみたいとこでしょうか?(その場合、推奨体重は70kg以下とかになりそう)
あとは、Jベンドでもいいから軽量ハブにしてみたいかなー