出典: 汚れやすいのに、ついつい後まわしにしてしまいがちな水まわりの掃除。お家時間が長くなった今こそ、ピカピカに磨きあげて、快適な空間に変身させてみませんか?今回は、シンクや浴室、洗面台の効果的な掃除テクニックを紹介します。
出典:
水まわりの汚れは主にアルカリ性汚れの水垢と、酸性汚れの皮脂や油汚れなどにわけられます。アルカリ性汚れには酸性のクエン酸が、酸性汚れにはアルカリ性の重曹が効果的。いろいろな汚れが混じっていても、この2つを組み合わせれば、たいていの汚れを落とすことができますよ◎
出典:
水まわりの掃除にはクエン酸水を用意しておきましょう。水200mlに対してクエン酸小さじ1杯を溶かせばOK。スプレーボトルに入れて、吹きかけられるようにすると使いやすいです。
出典:
重曹水は水100mlに重曹小さじ1を溶かして作ります。この重曹水を沸騰させるとアルカリ度が高まり、洗浄力がアップした重曹沸騰水に。汚れを効果的に落としたい時に使いましょう。鍋に重曹水を入れて沸騰させ、気泡が出なくなればOKです。アルミ鍋だと変色してしまうのでアルミ製以外の鍋を用意してくださいね。
出典: ・使い古したスポンジ
・メラミンスポンジ
・マイクロファイバークロス
・ラップ
・キッチンペーパー
・使い古した歯ブラシ
・食器用洗剤
・クリームクレンザー(研磨剤配合率20%程度)
・重曹
・クエン酸
《普段のお手入れ方法》一日の終わりに食器用洗剤で丸洗い
出典: 一日の終わりに食器用洗剤とスポンジを使ってシンク全体、排水溝のカバーやネットなどを丸洗いしておきます。この時使うスポンジは、食器洗い用を使い古したものやシンク掃除用に用意したものにしましょう。こびりついた汚れはメラミンスポンジが便利です。
《普段のお手入れ方法》水で流してクロスで水分を拭き上げる
出典: シンク汚れの多くは水滴が乾いたあとにできる水垢です。そのため、シンクを洗ったあとに水滴を拭き取っておくと水垢汚れの付着を防ぐことができます。マイクロファイバークロスならしっかり水分を吸収してくれるのでピカピカになりますよ。
出典: シンクに水垢が残ったらクエン酸水をスプレーしてメラミンスポンジでこすりましょう。それだけではなかなか落ちにくい場合、スプレー後にキッチンペーパーを貼り付け、上からラップしてクエン酸パックに。2~3時間放置後にこすると落ちやすくなるはずです。
出典: サビにはクリームクレンザーを。クレンザーは研磨剤の配合率が高いとシンクに傷をつけてしまう恐れがあるので、20%ほどの配合率のものを選ぶと安心です。また、スポンジだと研磨材の粒子を吸い込んで効果が落ちるため、くしゃっと丸めたラップにつけてくるくるとこすりましょう。
出典: 水滴の溜まりやすい蛇口の根元は特に水垢汚れが気になる場所。頑固な汚れになったら、シンク同様にクエン酸パックでしばらく置いて汚れを中和させたあと、歯ブラシなどでこすります。蛇口全体はメラミンスポンジでこすると◎
出典: ぬめりが気になる排水溝汚れには、重曹とクエン酸をあわせて使います。重曹1カップとクエン酸小さじ2を排水口にまんべんなく振り入れ、ぬるま湯1カップをゆっくり注ぎます。発泡してくるのでそのまま30分ほど放置。その後、使い古した歯ブラシなどで磨けば汚れが落とせます。
出典: ・バススポンジ
・浴室用の大きめブラシ
・メラミンスポンジ
・使い古した歯ブラシ
・キッチンペーパー
・ラップ
・スキージー
・浴室用洗剤
・重曹
・クエン酸
《普段のお手入れ方法》バススポンジと浴室用洗剤で洗う
出典: 毎日の掃除は浴室用洗剤を使ってバススポンジで洗いましょう。床や浴槽、排水溝の汚れやすいところのみ毎日掃除し、壁などは週1くらいにしてもいいでしょう。しかし、浴室用洗剤だけではどうしても汚れが落ち切らないので、後ほど紹介する念入りな掃除も定期的に行うのがおすすめです。
《普段のお手入れ方法》スキージーで水を切って水垢汚れ防止を
出典: 掃除のあとや入浴のあとにスキージーで水切りしておくと、水垢汚れがつきにくくなるのでおすすめです。鏡のウロコ汚れもかなり軽減されますよ。また、浴室内が早く乾くのでカビ対策にも◎
出典: 鏡に水垢のウロコ汚れがついてしまった場合は、クエン酸をスプレーしてからキッチンペーパーを貼り付け、ラップでパックします。2~3時間後にはがしてメラミンスポンジでこすって洗い流しましょう。落ちにくい場合はラップする時間を長くしたり、繰り返し何度か行うのがおすすめです。
出典: 蛇口に溜まった白い水垢汚れもクエン酸が◎クエン酸水のスプレーをしっかり吹きかけてメラミンスポンジでこすり、細かい部分は歯ブラシを使いましょう。落ちにくければ鏡と同様にクエン酸パックをしてしばらく置いたあと、同様にこすります。裏側や下の部分など見えないところにも汚れが溜まっているので念入りに。
出典: 皮脂汚れと水垢が混じった浴槽内や床の汚れには、重曹とクエン酸を使うと一気にキレイにできます。アルカリ度の高い重曹沸騰水とクエン酸水をそれぞれ吹きかけて、30分ほど放置し、スポンジや浴室用ブラシでこすって洗い流しましょう。
出典: 床のタイル目地の黒ずみやカビにも重曹とクエン酸が使えます。乾いた状態の床にクエン酸水を吹き付け、重曹を粉のまま振りかけます。1~2時間置いたあとバスブラシでこすって、洗いながしましょう。時間の経ったガンコなカビには塩素系漂白剤を使います。
出典: 皮脂汚れや石鹸カス、水垢が混じった浴室の排水溝汚れ。キッチンシンクの排水口と同様に、重曹とクエン酸を発泡させて落としましょう。粉の重曹とクエン酸を振り入れて、ぬるま湯をかけ30分ほど放置。その後ブラシなどでこすって洗い流します。
出典: ・マイクロファイバークロス
・メラミンスポンジ
・使い古した歯ブラシ
・スプレータイプの塩素系漂白剤
・重曹
・クエン酸
《普段のお手入れ方法》排水溝のゴミを取り、スポンジやクロスでサッと掃除
出典: 洗面台まわりは毎日サッと掃除するだけで汚れをかなり軽減できます。排水口に溜まった髪の毛などのゴミを取り、全体をスポンジでこすればOK。蛇口まわりも忘れないようにしましょう。最後にマイクロファイバ―クロスで水滴を拭いておけば、水垢を防止できます。
出典: 洗面ボウルの水垢汚れにはクエン酸水をスプレーして、メラミンスポンジでこすりましょう。頑固な水垢の場合は、クエン酸パックを。化粧品や日焼け止めなどによる油汚れが多い場合は、重曹水をかけてスポンジでこすってください。
出典: オーバーフロー(水が溢れないようにするため穴)内も結構汚れが溜まりがち。ブラシが届きにくいので、泡タイプの塩素系漂白剤で汚れを落とします。漂白剤を吹きかけて1時間ほど置いたあと、穴から水を注ぎ入れて汚れを流しましょう。
出典: 洗面台の蛇口もキッチンや浴室の蛇口と同じようにクエン酸パックがおすすめ。キッチンペーパーに浸してラップで覆い、汚れがゆるんできたらメラミンスポンジやブラシでこすりましょう。軽い水垢ならパックしなくてもクエン酸スプレーをしてこするだけで◎
出典: 洗面台の排水口も重曹とクエン酸を発泡させて掃除しましょう。両方の粉をふりかけてぬるま湯を注ぎ30分ほど放置し、歯ブラシでこすって流します。ゴミ受けは細かい部分が汚れやすいので歯ブラシを使ってしっかりこすりましょう。
出典: 水まわりの掃除方法を紹介しました。汚れの種類にあわせて洗剤や道具を使い分けると、落ちにくい汚れもきれいにすることができます。また、重曹やクエン酸があれば、ほとんどの汚れに対応できますよ。蛇口の水垢や鏡のウロコ汚れ、排水溝のぬめりが気になっていたという人はこの機会にぜひピカピカにしてくださいね。
水まわりの汚れは主にアルカリ性汚れの水垢と、酸性汚れの皮脂や油汚れなどにわけられます。アルカリ性汚れには酸性のクエン酸が、酸性汚れにはアルカリ性の重曹が効果的。いろいろな汚れが混じっていても、この2つを組み合わせれば、たいていの汚れを落とすことができますよ◎