韓国経済news

年末、京畿道平沢（キョンギド·ピョンテク）港の起亜（キア）輸出埠頭前の野積場。 現代グロービスとユコの自動車運搬船(PCTC·Pure Car and Truck Carrier)の前に6500台余りの車両がぎっしりと並んだ。

野積場から船舶まで続く200メートルの長さの車道には、車が速いスピードで走っていた。 船積み車が多いため、車の移動を統制する姿も見られた。 起亜自動車の関係者は「午前の船積み目標量だけで1000台」と述べた。 平沢輸出埠頭で行われる船積み量は1日平均2400台に達する。 現代グロービスのPCTC内部の様子は、自動車輸出の増加傾向を示した。 14階のうち12階に車両を船積みする。 平沢港を出発して木浦（モクポ）、蔚山（ウルサン）を経てオーストラリアに発つ予定だ。 平沢ですでに5階と6階を車で埋め尽くしている。 10台のうち2台がハイブリッド、2台は電気自動車だ。 輸出ポートフォリオが内燃機関車から高付加価値のエコカーへと進化している。

起亜自動車は新年の輸出状況についてひたすら楽観しにくい状況だ。 ドナルド·トランプ米大統領当選者が最大20%に達する普遍関税導入を主張しているためだ。 それだけに、起亜自動車は新年の輸出目標値を昨年より小幅少ない105万台に設定した。 起亜自動車の輸出担当者は「トランプ新政権が高率関税を導入するかどうかと、電気自動車のキャズム(Chasm、一時的な需要停滞)のような変数が多い状況」と慎重に述べた。

Amazon タイムセール

スポンサードリンク

しかし、起亜としても輸出反騰の余地が十分にある。 普及型電気自動車EV4の発売とEV3の販売地域の拡大が今年予定されている。 起亜自動車初のピックアップトラックであるタスマンは、今年から本格的に販売を開始する。
https://www.mk.co.kr/jp/business/11207300



中国の攻勢と米国の保護貿易の強化、原油価格·為替レートの不安に不況まで重なり、輸出企業は夜も眠れずにいる。 ユン·ジンシク貿易協会長は「今年の輸出は昨年より成長勢が弱まり経済成長が鈍化するのではないかと懸念される」として「次世代輸出動力を発掘し新産業有望企業がグローバル輸出企業に成長できるよう努力する」と明らかにした。

韓国経済人協会グローバルリスクチームのイ·テギュチーム長は「ウォンの価値下落は原材料と中間財の輸入費用を増やすためにリスク」として「保護貿易主義の拡散と為替レート不安は韓国企業が跳び越えなければならない障害物」と伝えたこのような環境の中でも企業は成長動力の確保と輸出増加のために積極的に乗り出した。

精油業界は精製マージンの劣勢で収益性が悪化したが、未来エネルギー源の発掘に乗り出した。 SKエネルギーが10月から持続可能航空油(SAF)商業生産を始めた。 グローバル航空業界で需要が増えているSAF生産を本格化するためだ。 SKエネルギーによると、2022年に24万トンだったSAF需要は、2030年には1835万トンに達する見通しだ。 GSカルテックス、エスオイル、HD現代オイルバンクもSAF事業を拡大している。

SKアースオンは、大気中の炭素を捕集して貯蔵するCCS（Carbon Capture Storage）事業に拍車をかけている。 過去に原油が埋まっていた海底の空いた空間に炭素を満たす方式だ。斗山（トゥサン）エネルギーは、小型モジュール原発（SMR）事業を新成長エンジンとしている。 新年にはテラパワーとSMRサイクルの製作のための供給契約を締結する計画だ。

HD現代は2030年までにAI、自動化、ロボティクスのような先端技術が適用された未来先端造船所(Future of Shipyard、FOS)を構築する計画だ。 AIが各種ビッグデータを学習し、工程管理に対する最適な造船所運用条件を導出できるシステムを備える。 朝鮮は特に、米国の戦艦修理市場で新しい機会がうかがえる。

LGエネルギーソリューションは今年から次世代円筒形46シリーズのバッテリー量産に乗り出す。 角型バッテリーの開発にも拍車をかけ、ミッドニッケルやリチウムリン酸鉄（LFP）などの製品ポートフォリオも多角化する予定だ。

韓米半導体は独自開発したTCボンダーで、新年の成長を続ける計画だ。 TCボンダーは人工知能(AI)半導体に搭載されるHBM(高帯域幅メモリー)製造の核心装備だ。 クァク·ドンシン韓美半導体会長は「NVIDIAの次世代製品であるブラックウェルも韓美半導体TCボンダーで生産している」とし「HBMTCボンダー世界シェア1位の競争力を継続する」と明らかにした。 韓米半導体はHBM用の新装備である「TCボンダーグリフィンスーパーボンディングヘッド」も最近発売した。 米国法人も設立する計画だ。

CGSI証券のイ·ヨンファン研究委員は「2025年SKハイニックスとマイクロンテクノロジーがより積極的にHBM生産能力を拡張するだろうし、これは韓米半導体TCボンダー売上増加につながるだろう」と伝えた。国内生産量のうち輸出量が94%に達する韓国GMは、昨年末まで昌原工場全体の特別勤務を行った。 輸出物量が昨年11月の累積基準で42万3211台で、前年同期比11.3%増加した状況だ。 韓国GMの関係者は「全職員を投入して工場を稼働させている」と伝えた。

ルノーコリアは年明けから釜山工場に電気自動車の生産設備を構築する。 下半期から電気自動車の生産ラインで電気自動車ポールスター4の生産を開始する計画だ。

Amazon タイムセール

---

関連記事 2025年の経済の行方を分ける最大の変数は韓国政治（01/01） 史上最大の純益更新を目標に掲げた4大金融持株(KB·新韓·ハナ·ウリィ金融)が乙巳年経営キーワードとして営業組織再編と世代交代を掲げた。 4大金融は2024年に約17兆ウォンに達する歴代級当期純利益を出すと展望されるが、一方では「利子商売」という批判も大きくなっている（01/01） ウェハーに刻んだ「大変革」戒厳、弾劾、大型惨事などで汚された2024年が過ぎ、2025年に新年をむかえた大韓民国が再び希望を抱いて跳躍する。 新年の内需、輸出、投資はもちろん成長指標まで悲観論が出ているが、外国為替·金融·COVID-19危機を賢く突破した韓国経済は危機を機会にする大変革に乗り出す（01/01） 済州航空が務安空港旅客機惨事の遺族に対して葬儀手続きを支援する一方、事故保険金の支給にも本格的に速度を上げる（01/01） 事故前日の12月28日から モントリオール条約改正案施行 航空会社の補償金3億ウォンまでは 別途の紛争調整なしに支給（01/01） 韓国企業の新成長動力に死活 半導体業界、HBM増産に全力 起亜自動車、高付加価値電気自動車に集中 LGエンソル、次世代バッテリー投資へ 企業、未来の食べ物を大幅に増やす 蔚山造船所にある10個のドック(dock·船を作る作業場)のうち、海洋プラント用1個を除いた船舶用9個は現在、空いているところが一つもなく船舶を製作中（12/31） LG電子が来月初め、プレミアムキッチン製品群と世界最高解像度有機発光ダイオード(OLED)ゲーミングモニターの新製品を米国で公開する（12/31） ホンダ、メキシコに関税賦課の際は 米国への工場移転推進を公式化 韓国企業「関税の現実性はない」 ［社説］対応策なしに事実上様子見だけ 専門家たち「漠然とした楽観論はだめ」 米国との妥協案づくりの時」（12/31） 自動車業界のストライキと建設業の不振で産業生産が先月まで3ヵ月連続で減少した（12/31） １２・３の非常戒厳」以来急激に進んでいるウォン安ドル高が、韓悳洙（ハン・ドクス）大統領権限代行の弾劾を受け、取引中に１ドル＝１４８０ウォンまでウォン安ドル高が進んだ（12/30）

---