慰謝料弁護士 最終回 あらすじと感想 実に楽しかった~♪
「慰謝料弁護士~あなたの涙、お金に変えましょう~」もついに夕べが最終回でございました。
このドラマ、最初は単なる(馬鹿馬鹿しい)コメディだと思い込んで見始めたのが、タイトルの「慰謝料弁護士」に恥じることなく、実際にありがちな状況と言い、離婚に関する説明と言い、実にしっかりと描かれていたのが毎回とても興味深く
、終盤は少しネタ切れな感じも否めませんでしたけど、総じて大満足のドラマでした
。
最後は離婚の相手そのものよりも、袴田の元カノ弁護士のやり方があまりにもえげつなくて腹立たしかったですね~。いくら相手が企業法務の顧客=社長だからと言って、女癖の悪い男があそこまで立場の弱い妻を馬鹿にするのを黙って見ているどころか、入れ知恵するとは何事ですか
。
元々夫婦仲の悪かったふたりが離婚するのに、ちょうどその時夫が浮気していた相手こそがふたりを離婚に追い込んだ張本人だと濡れ衣を着せ、その相手から500万の慰謝料をふんだくるとは、まさに人を見ず金だけ見ている弁護士そのものでやんしたね
。
しかも夫は妻に、仲の良い夫婦を演じれば、慰謝料でおまえの離婚後の生活が楽になると言いくるめ、一切その口を封じるなんて、あくどすぎでございましょう。
「あなたの意思をお伺いしたい!」
真相に気づいた袴田が、懲戒を覚悟でこの妻のもとへ行き、夫との夫婦関係についてありのまま証言するよう勇気づけたのはなかなかでした。あなたが本当に憎いのは、慰謝料を取りたいのは
、浮気相手ではなく夫の方ではありませんか!?
いくら生活力が無いからと言って、あそこまで夫の言いなりになっている女性がいるというのもまたなんとも気の毒な話でした。しかもこれが5千万というならまだ分かりますが、たかだか500万でいったい何が保障されるというのでしょう。
意を決して夫のこれまでの悪行三昧をぶちまけたあの妻がとことん夫から搾り取ってやれるよう、是非袴田にはこれまで以上に頑張ってほしいものです。
最初はうっとおしく思えたくるみや大家さんも、最後には無くてはならない愛すべきキャラとなっていましたし(でもあの占いの人はいりませんが
)、香苗も人情弁護士ならぬ、人情漫画家として、今後も「売れゆき」より「質
」を目指して活躍していきそうなのも何よりでした
。
もちろん、主人公の袴田が楽しかったのは言うまでもありません。気は優しいのに正義漢で、パン作りは止めた方がいいような気はするけど、まずいパンを作ることが弁護士としての息抜きの時間なら、それもまたご愛嬌で楽しいですよね。ココリコ田中さんのキャラにぴったりでしたから、是非今後もシリーズ化してほしいものです
。
慰謝料弁護士~とても楽しかったです。
No title
ココリコ田中さん、ハマり役でしたね!
エピソードの最後の袴田先生が離婚専門の弁護士になった理由、気になります(笑)