ニュース
バルミューダ、まるごとソーセージを完璧に温める家電「リベイカー」
2024年2月1日 12:20
バルミューダは、キッチン家電の新製品として、パンのリベイク(温め直し/焼き直し)に特化したリベイクトースター「ReBaker(リベイカー) KTT01JP」を2月20日に発売する。価格は24,200円。2月1日より予約を開始する。
寺尾玄社長が青春時代からこよなく愛してきた「まるごとソーセージ」(山崎製パン)を完璧に焼き上げるという、パンのリベイクを行なうための家電。バルミューダがトースターで提案してきた「リベイク」に対して山崎製パンも積極的で、「熱い支援をもらった(寺尾玄社長)」と語っている。
総菜パンや菓子パンだけでなく、スコーンやたい焼き、とんかつ、から揚げ、コロッケ、天ぷらなどの温め直しにも対応する。
トーストも行なえるが、価格が3万円を超える既存のBALMUDA The Toasterとの違いはスチーム機能がないこと。ReBakerはトーストの仕上がりに関してはThe Toasterに引けを取りながらも、同社の得意とする細かな温度制御により、スチームがなくても高い仕上がりを実現するという。トーストモードやリベイクモードのほか、フライドモードと、オーブンモードを用意する。
精密な温度制御で理想的な仕上がりを実現するため、1℃単位で上下のヒーターの強さを調整。おいしさを追求するために5つのモードごとに異なる動作となっており、チーズトーストモードの場合は最後に上火だけの焼きあげ、リベイクモードはパンの表面を焦がさないギリギリの温度帯で温めを行なう。
フライドモードは、トレイやアルミホイルにのせて焼いても全体がサックリ、アツアツに仕上がるように上下ヒーターのバランスを調整した。マイコンに書き込まれた1万行を超える専用のアルゴリズムによる仕上がりを強みとする。
リベイクモードで「まるごとソーセージ」を焼いたものを試食した。パン全体をふっくらさせながらも、表面を焦げさせず、それでいて中のソーセージはアツアツになるという絶妙なバランスを実感できた。
マクドナルドのフライドポテトも温め直しを試したところ、温め前のしなしなだったポテトがカリッとして中もアツアツに仕上がっていた。エビの天ぷらも、揚げたてのようなサックリ感を取り戻していた。
操作についてもThe Toasterと違いがあり、モード変更はダイヤルではなくプッシュ式。スムーズに操作できるようにモードと焼き時間が連動しており、例えばリベイクモードは3～6分が推奨のため、同モードを指定すると右側の時間調整ダイヤルも3～6分のLEDが点灯。その中からすぐ選べるようになっている。
本体サイズは347×330×216mm(幅×奥行き×高さ)、庫内サイズは275×224×178mm(同)、重量は約3.9kg。定格消費電力は1,300W。電源コード長は約1m。本体デザインは、タイルをモチーフにした陰影によって立体感のある形状。カラーはホワイトとブラックの2種類。
2月1日に行なわれた記者発表会では、寺尾玄社長が新製品発表としては久しぶりに登場。現在の主力であるキッチン家電で自信を持った新製品として、今回のReBakerを紹介。「キッチン」と「空調」を同社の現在の柱としており、2024年の製品計画として、同社が強みを持つ家電カテゴリーの中から、春夏に2製品、秋冬に2製品を発表予定であることも明らかにした。
