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ドコモショップの「小型機器買取」トライアル、処分に困る古い機種でも30分でポイント化
2024年12月9日 00:00
NTTドコモは、豊島区と練馬区、板橋区のドコモショップで小型機器をdポイントで買い取る「小型機器買取」のトライアルを実施している。期間は2025年1月31日まで。
すでにスタートして数日経つが、あらためて今回の取り組みの狙いなどを担当者から聞いた。
状態にかかわらず最大1000ポイント
「小型機器買取」では、スマートフォンやタブレット、携帯電話、ノートパソコン、ゲーム機 など対象5品目を対象に、状態にかかわらず一定のポイントで機器を買い取る。品目ごとにポイントが定められており、スマートフォンは500ポイント、タブレットで500ポイント、携帯電話(フィーチャーフォン)で100ポイント、ノートパソコンで1000ポイント、ゲーム機で500ポイント。
ただし、機器の原型を留めないような状態のものは買い取っていない。
店舗では、ショップスタッフが機器の状態を確認し、買取可能なものであれば、書類を作成し、その場で買い取る。ポイントはギフトコードで提供されるため、その場で即時ポイントを獲得できる。一定のポイント提供であるため、ショップでの細かな査定などはなく、おおむね15~20分で手続きは完了する。
ドコモユーザーでなくても利用できる。持ち込む機器もほかのキャリアから発売された端末でも受け付ける。
3区全店にした狙い
トライアルは、豊島区と練馬区、板橋区の3区内すべてのドコモショップで実施される。直営店だけでなく代理店の店舗も含めて実施される。
買取の対価として提供されるのがポイントであるため、不用品回収をイメージするが、今回の取り組みでは中古品の取引としての立て付けとなるため、端末の下取りのように古物商の許可を取ったショップが取引を行うというかたちになる。そのため、18歳未満のユーザーは利用できない。
今回5品目を設定した理由について、コンシューマサービスカンパニー アフターマーケットビジネス部 戦略・企画担当の山田勇樹氏は「家庭で眠っていることが多そうなものを選定した」と説明。今後使う機会がないが処分方法がわからないなど、自宅で使われず放置されがちなものを想定している。加えて、ショップに持ち込めるようなサイズのものを設定したと説明する。
3区に絞って実施した背景について山田氏は「実際に居住しているユーザーが比較的多いエリアに絞った」とコメント。各所の一部店舗ではなく3区内全店とすることで、ユーザーのわかりやすさや利便性向上を狙ったと語る。
今後は、トライアルで実際に集まった機器の状態や数などを検証し、買取機器の利活用方法や買取品目の見直しなど検討していく。