英国王、がん治療で医療従事者に感謝 Xマス恒例メッセージ

英国王、がん治療で医療従事者に感謝 Xマス恒例メッセージ
チャールズ英国王は25日、クリスマス恒例のメッセージ動画を公表した。写真は2023年12月、ロンドンのバッキンガム宮殿で撮影(2024年 代表撮影)
[ロンドン 25日 ロイター] - チャールズ英国王は25日、クリスマス恒例のメッセージ動画を公表した。自身とキャサリン皇太子妃が今年、がん治療を受けたことを念頭に、医師や看護師に感謝を述べた。世界各地での紛争にも触れ、紛争下に生きる人々に思いを寄せた。
国王とキャサリン皇太子妃は今年、それぞれがんを公表した。王室関係者は先週、国王の治療は順調に進んでいると明らかにした。
国王は「私たちは皆、人生のある段階で、精神的であれ肉体的であれ、何らかの苦しみを経験する」と述べ、「今年、病気の不安や心配の中で私や家族を支え、私たちが必要としていた強さ、ケア、快適さを与えてくれた医師や看護師たちに心から感謝する」と述べた。
7月にイングランド北部でのイベントで3人の少女が殺害された事件を受け、主にモスクや移民などを標的にした暴動が起きたことに触れ、「文化や民族、信仰の多様性は強さであり、弱さではない」と強調した。
世界各地で続く紛争にも触れ、「中東や中央ヨーロッパ、アフリカなどで、日々、命と生活を脅かされている人々のことを考えずにはいられない」と思いを寄せた。
英君主のクリスマスメッセージは、国王の曽祖父、ジョージ5世が1932年にラジオを通じて始めた。今年は、以前は病院だった場所にあるロンドンの礼拝堂で収録された。

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トムソン・ロイター

Sachin Ravikumar is a correspondent for Reuters in London covering general news from across the UK. Over nine years at Reuters, he has helped run various breaking news teams, reported on business and general news from India and worked as a desk editor.