台湾エイサー、第3四半期は予想上回る黒字 PC市場持ち直しで

[台北 6日 ロイター] - 台湾パソコン大手の宏碁(エイサー) の第3・四半期決算はアナリスト予想を上回り、前年同期の赤字から黒字に転換した。コスト削減とパソコン市場全体の持ち直しが寄与した。
純利益は6億5100万台湾ドル(2131万米ドル)。トムソン・ロイターがまとめたアナリスト13人の予想平均は4億7750万台湾ドルだった。
前年同期は131億台湾ドルの赤字、第2・四半期は4億8470万台湾ドルの黒字だった。
8月と9月は前年比で売上高が減少したが、上半期にみられた2桁の落ち込みからは改善した。
パソコン市場はタブレットやスマートフォンの登場以来低迷が続いたが、ここ数カ月は上向き傾向がみられる。半導体大手の米インテル は、企業の強い買い替え需要に支えられ第4・四半期の売上高は堅調との見通しを示している。

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