ソチに仕切りない「ツイントイレ」、五輪記者の間で話題に

ソチに仕切りない「ツイントイレ」、五輪記者の間で話題に
2月3日、冬季五輪開幕を目前に控えたロシアのソチで、間仕切りのない部屋に2つ並んだトイレが相次いで見つかり、報道陣の間で話題となっている。ソチのメディア用ホテルで撮影(2014年 ロイター/Lucy Nicholson)
[ソチ(ロシア) 3日 ロイター] -冬季五輪開幕を目前に控えたロシアのソチで、間仕切りのない部屋に2つ並んだトイレが相次いで見つかり、報道陣の間で話題となっている。
最初にこの「ツイントイレ」を見つけたのはバイアスロン会場を訪れた英BBC記者だった。このトイレについて大会関係者は、倉庫への改装が予定されていたため、間仕切りが取り外されたと説明していた。
しかしその後も目撃情報は後を絶たず、ロシア人ボランティアが使用する区域にもあることが分かり、ソーシャルメディアに掲載された。そして海外の報道陣が大勢滞在するホテルにも存在することが分かった。
米紙ワシントンポストのキャシー・ラリー記者は、滞在する五輪公園近くのホテルでこのトイレを発見。同記者によると、バイアスロン会場で見つかったトイレのことは報道陣の間で話題になっていたが、ロシア側はたまたまだと説明していたという。「でもここにもあった」と同記者は、ロシア側の主張を否定する。
これについて、同ホテルの担当者はすぐに間仕切りを設置すると説明。前例のない莫大な費用が投入されたソチ五輪だが、トイレの臭いのことまではプーチン大統領の関心の対象外だったようだ。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab