北米最高峰「マッキンリー山」に再変更か、トランプ氏が意向

北米最高峰「マッキンリー山」に再変更か、トランプ氏が意向
 トランプ次期米大統領は22日、アラスカ州にある北米最高峰のデナリ山(標高約6100メートル)について、かつての名称だった「マッキンリー山」に戻す考えを示した。2015年8月撮影(2024年 ロイター/Jonathan Ernst)
[ワシントン 22日 ロイター] - トランプ次期米大統領は22日、アラスカ州にある北米最高峰のデナリ山(標高約6100メートル)について、かつての名称だった「マッキンリー山」に戻す考えを示した。
同山を巡っては、オバマ元大統領が2015年にアラスカ州の意向を受けてマッキンリー山からデナリ山に改名し、数十年にわたる論争に終止符を打った。
マッキンリー山と呼ばれたのは、この地域の金鉱探査者が金本位制の擁護者だったウィリアム・マッキンリー元大統領(共和党)にちなんで1896年に名付けたのが由来。
トランプ氏は演説で、マッキンリー元大統領は偉大だったと述べ、次期政権で「マッキンリー山の名前を復活させる」と語った。
15年の名称変更時に出された内務省の文書によると、マッキンリー元大統領がこの山を訪れたことはなく、山やアラスカ州との重要な歴史的つながりはないという。
デナリは地元先住民族の言葉で「高いもの」を意味し、アラスカ州は1975年に同山の名前として正式指定した。

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トムソン・ロイター

Kanishka Singh is a breaking news reporter for Reuters in Washington DC, who primarily covers US politics and national affairs in his current role. His past breaking news coverage has spanned across a range of topics like the Black Lives Matter movement; the US elections; the 2021 Capitol riots and their follow up probes; the Brexit deal; US-China trade tensions; the NATO withdrawal from Afghanistan; the COVID-19 pandemic; and a 2019 Supreme Court verdict on a religious dispute site in his native India.