「塩マーク」表示、米NY裁判所が罰金措置を一時差し止め

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米ニューヨーク州上訴裁判所は29日、ニューヨーク市に対し、塩分の多いメニューの警告表示を市内のチェーンレストランに義務付けるルールの罰金措置開始を一時差し止めるよう指示した。1日発効で、表示ルールに違反すると200ドル(約2万2500円)の罰金が科されることになっていた。
昨年12月に施行された同規則は、全米に15店舗以上を展開するチェーンレストランに対し、塩分含有量が政府の推奨する1日の限度の2300ミリグラムを超えるメニューの横に黒い三角で囲んだソルトシェーカーを表示するよう義務付けるもの。
罰金措置の開始差し止めを求めて提訴したチェーンレストランの業界団体は、規則は「独断的で気まぐれで、非合理的な例外とばかげた抜け道だらけ」と訴えていた。
一方、市の保健当局は声明を発表し「一時的に差し止められたとしても、今後、裁判所が塩分警告規則を支持すると確信している」と述べた。

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