マンデラ氏追悼式の「でたらめ」手話通訳者が謝罪、持病発症か

マンデラ氏追悼式の「でたらめ」手話通訳者が謝罪、持病発症か
12月12日、南アフリカのマンデラ元大統領の追悼式で手話通訳者がでたらめな手話を行ったとされる問題で、この男性が地元紙の取材に、統合失調症を患っており、壇上で症状が出た可能性があると語った。写真は10日、ヨハネスブルクで撮影(2013年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ヨハネスブルク 12日 ロイター] -10日に営まれた南アフリカのマンデラ元大統領の追悼式で手話通訳を務めた男性がでたらめな手話を行ったと聴覚障害者団体などが批判している問題で、この男性が地元紙の取材に、統合失調症を患っており、壇上で症状が出た可能性があると語った。
手話を担当したThamsanqa Jantjieさん(34)はヨハネスブルクのスター紙に対し、通訳中に頭の中で声が聞こえて幻覚を起こし、結果的に意味が通じない手話になってしまったと説明。
「何もできなかった。非常に危険な状況で孤立していた。自分をコントロールし、(自分の中で)起きていることを世界に分からないようにしようと努力した。とても申し訳ない」と謝罪した。
Jantjieさんは症状が出たきっかけは分からないとし、統合失調症の薬を服用しているとも語った。
一方、地元ラジオ局によると、Jantjieさんは追悼式での自分の手話には満足しているとコメント。自分が「手話のチャンピオン」だと思うと述べたという。
*一部体裁を整えて再送します。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab