アイスランド中銀が0.25%利下げ、低インフレで実質金利が上昇

[コペンハーゲン 5日 ロイター] - アイスランド中央銀行は5日、2年にわたって6.00%に据え置いていた主要政策金利を5.75%へ引き下げた。インフレ率の急低下により実質金利が予想以上に上昇したことを理由に挙げた。
中銀は声明で、世界的にインフレ率が低下していることや通貨クローナが安定していることから、アイスランドのインフレ率は9カ月連続で中銀の予想を下回っていると指摘。
「このため金融スタンスが現在の景気の状況と短期的な見通しによって正当化される以上に引き締め的となっている。実質金利の上昇抑制が適切だ」と説明した。
インフレ率は向こう数カ月間でさらに低下し、2015年半ばまで目標を下回るとの見通しを示した。

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