イタリア株・債券後退、上院でベルルスコーニ陣営優勢との予想受け

イタリア株・債券後退、上院でベルルスコーニ陣営優勢との予想受け
2月25日、投票が締め切られたイタリア総選挙について、国内テレビ局各社が上院ではベルルスコーニ前首相の中道右派連合が優勢と報じ、当初の出口調査結果とは異なる内容となったことを受け、同国金融市場では株式や債券が一時の高値から押し戻された。写真はミラノの株価表示を眺める人。2011年11月撮影(2013年 ロイター/Alessandro Garofalo)
[ミラノ 25日 ロイター] 25日に投票が締め切られたイタリア総選挙について、国内テレビ局各社が上院ではベルルスコーニ前首相の中道右派連合が優勢と報じ、当初の出口調査結果とは異なる内容となったことを受け、同国金融市場では株式や債券が一時の高値から押し戻された。
出口調査では民主党など中道左派連合による下院でのリードが伝えられたが、テレビ局の初期の開票結果で上院はベルルスコーニ前首相の中道右派がロンバルディなどの重要州でリードしていることが示された。
ミラノ株式市場<.FTMIB>は0.73%高で終了。一時は4%近く上昇していた。
債券市場ではイタリア10年国債とドイツ連邦債の利回り格差が280ベーシスポイント(bp)。一時は255bpを下回る水準まで縮小していた。

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