米12月ISM非製造業総合指数54.1に上昇、投入価格2年ぶり高水準

米12月ISM非製造業総合指数54.1に上昇、投入価格2年ぶり高水準
米供給管理協会(ISM)が7日発表した12月の非製造業総合指数は54.1に上昇した。写真は2021年7月、米ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Jeenah Moon)
[ワシントン 7日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が7日発表した12月の非製造業総合指数は
54.1に上昇した。11月は52.1だった。ロイター調査のエコノミスト予想53.3も上回った。
需要の増加に伴い、投入コストが上昇。投入価格指数は11月の58.2から64.4に急上昇し、2023年2月以来約2年ぶりの高水準となった。
これはインフレの上昇を示しており、米連邦準備理事会(FRB)による今年の利下げ幅予想縮小と一致している。
新規受注指数は11月の53.7から12月は54.2に上昇した。企業活動指数は11月の53.7から58.2に大きく上昇した。
雇用指数は51.4とほぼ変わらずだった。
ISM services PMI
ただ、企業からの報告では関税に対する懸念が高まっていることが示された。
複数の宿泊施設や飲食サービス業者は、新政権による関税導入を見越して供給の多様化の準備を進めていると述べた。建設業界は「関税を恐れ、供給業者は1年以上価格を維持することに消極的になっている」とした。

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