Netflixの実写映画版『シティーハンター』の制作が発表！国内での実写化は初、冴羽獠役は鈴木亮平

実写映画版『シティーハンター』の国内での制作が発表された。映画の企画製作はNetflixだ。これまで海外で実写映像版が作られてきた本作だが、日本での制作は今回が初となる。今回の実写版では主人公の冴羽獠役は鈴木亮平が演じ、監督は多くのテレビドラマや映画で知られる佐藤祐市が担当する。映画は2024年にNetflixにて全世界独占配信される。

映画の詳細までは明かされていないが、冴羽獠役の鈴木亮平の写真が公開された。

今回は日本での実写化ということで、物語の舞台は現代（令和）の新宿となる。獠の衣装はアニメ版のジャケットではなく原作漫画のロングコートを採用し、ステンカラーからタイロッケンコートへと変更したとのことだ。今回の写真では、獠が愛用するコルト・パイソン357の撃鉄に指をかけている。この場所はシティーハンターの事務所で、新宿の夜景がバックになっているそうだ。女好きで「もっこり」という下ネタでも知られる獠だが、今回はハードボイルドでシリアスな様子である。最後にはしっかりと仕事を遂行する獠が上手く実写化されていると言えそうだ。コメディ要素もある作品なので、そういった獠の姿も今後公開されていくと思われる。

『シティハンター』は週刊少年ジャンプにて連載された漫画で、アニメシリーズは80～90年代に放送されていた。2019年には『劇場版シティーハンター＜新宿プライベート・アイズ＞』（レビュー）としてアニメが復活した。実写版はこれまで香港、韓国、フランスで制作され、とくに2019年に公開されたフランス版（インタビュー記事）は人気が高かった。実写版の日本での制作は今回が初となるので、期待がかかる。

Netflix映画「#シティーハンター」制作決定！
主演 “冴羽獠”役 は #鈴木亮平 ！

累計5000万部突破の伝説のコミックが連載開始から数十年の時を超え、#佐藤祐市 が監督を務める、日本初の実写版「シティーハンター」がついに誕生！

2024年 Netflixにて全世界独占配信。 pic.twitter.com/0ExtUmUzry — Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) December 14, 2022

獠役の鈴木亮平は漫画の映像化では実写映画版の『HK 変態仮面』、「彼岸島」で主演を務めていた。鈴木は「緊張に打ち震えている」、「愛情と責任を持って大切にお預かりさせていただく」とコメントしている。

以下、鈴木亮平と佐藤祐市監督、原作者の北条司のコメントを引用して全文掲載する。

鈴木亮平のコメント

この度、Netflix映画「シティーハンター」にて主人公の冴羽獠役を演じさせていただくことになりました。

北条司先生が生み出したこの珠玉の名作を、そして数え切れないほどのファンに愛される冴羽獠というキャラクターを皆様からお預かりさせていただくことに、非常に大きな責任を感じると共に、緊張に打ち震えております。やらせていただくと決めた以上、これまでに培った経験の全てを注ぎ込み、誠心誠意向き合わせていただく所存です。大きな愛情と責任を持って、大切にお預かりさせていただきます。

どうすればファンの皆様に、そして原作を知らない世代の方にも「シティーハンター」の世界を一番良い形で楽しんでいただけるのか。どうすればこの令和の新宿に、冴羽獠という男を現実の人物として召喚できるのか。虚構とリアル、80年代と2020年代、そのバランスを日々考え続けながら現場に立っています。

あのクールで、ロマンチックで、おバカで、もっこりで、そして最高に格好良いシティーハンターの世界を、大切に大切に、皆様にお届けしたいと思っております。

佐藤祐市監督のコメント

どこで聞いたのか？定かでは有りませんが鈴木亮平くんがシティーハンターの大ファンだった。と言うのは結構前から知っていました。もしかしたら、直接ご本人に聞いたのかも知れません。

スタッフ・キャストに助けられながら、素敵な「アクション（もっこり）エンターテイメント」を目指して皆んなと共に突き進んで行きたいと思っています。

お楽しみに。

北条司のコメント

​​構想約10年（笑）、ようやくクランクインしました。実写化するなら「シティーハンター」好きの⽅にやってもらいたいなとずっと思っていた中、鈴⽊亮平さんが冴⽻獠役をやられるという企画をいただきました。それから⻑い時間がかかりましたが、亮平さんの情熱が絶えなかったおかげでようやくこの⽇を迎えることができました。撮影も⾒学させてもらいましたが、現場が和気藹々ととても楽しそうで、撮影も細部まで妥協がなく素晴らしかったです。いい役者さんたちとスタッフに関わっていただけていることを感じて、とても楽しみになりました。語弊があるかもしれませんが、漫画的な表現にこだわらず、映画的なリアルな⾯⽩さを追求してもらえたら嬉しいです。