IGN JAPANレビューガイドライン

IGN JAPANのレビューの方針やスコアの評価基準を紹介する。

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レビュースコアのシステムが改定(2020/02/05):スコアの小数点がなくなり、5のMEDIOCREの訳語を「平凡」から「凡庸」に変更。


IGN JAPANではIGN US版のレビューの翻訳を多く掲載しているが、レビューは日本でもおこなっており、これからさらに増えていく予定だ。欧米に先駆けて日本で発売されたタイトルや日本限定リリースのゲームは特に多くなる。また、日本のユーザーを他国とは違う形でひきつける作品もあるだろう。IGN JAPANがそう判断した場合は、英語版の翻訳ではなく日本でレビューを行う。IGN JAPANがレビューする際に重視する方針やレビュースコアの評価基準を紹介しよう。

IGNではとにかく楽しむことに重点が置かれているが、レビューのときは真剣だ。レビューの目的は2つの要素からなる。ある作品が狙い通りに成功できているのか失敗なのか。それを批評する視点が1つ。もう1つは、苦労して得たお金と時間を費やす価値があるかどうか、その判断材料となる情報を提供することだ。IGNは楽しくプレイできるゲームを探しているが、同時に限界を超えて新しい分野を探索するようなゲームの発掘にも熱心だ。

もちろん誰もがフルバージョンの長いレビューを読みたいわけではなく、要点だけ欲しい読者もいるだろう。そこでIGNでは1段落のみで概要を伝える「Verdict(判定)」セクションを設けている。称賛すべき主な点と批判をすべて要約して総合点をつけるが、詳細には触れない。「Verdict(判定)」は、IGNが抱いている印象を短く紹介するものだ。

レビューはどれもIGNの公式な判定とみなされるが、読者が担当ライター個人の好みや勧めを考慮できるように、必ず署名記事になっている。どのライターにもそれぞれの意見がある。また、IGNのレビューは、レビュアーと編集チームの意見のみを紹介し、広告、ゲーム会社との関係、その他の配慮が影響することは一切ない。

IGNレビュー 評価基準

ゲームの評価は10点満点でおこなうが、小数点以下の数字も用いるため、実際には100点満点の形に近い。

10 - MASTERPIECE(最高傑作)

要するに、最高にお勧め。この世に完全無欠のゲームなどは存在しないが、IGNで「MASTERPIECE(最高傑作)」を獲得したゲームは、現実的に可能な範囲で最も完全に近い。何年も後に、開発者たちが輝かしいこれらの作品から学び、ゲームのデザインに影響を受けるような、未来の古典になると思われる作品だ。

9 - Amazing(驚くほど素晴らしい)

プレイリストにぜひ加えてほしいゲーム。「AMAZING(驚くほど素晴らしい)」は、それが新しいアイデアであれ、既存のアイデアの並外れた活用であれ、作品のどこかが我々を本当に感動させる作品を指す。将来振り返ったときに、その時代とジャンルにおいて特筆すべき作品となっているだろう。

8 - GREAT(素晴らしい)

何かしら記憶に残るものを持つゲーム。シングルプレイヤーやマルチプレイヤー向けの斬新なゲームプレイアイデア、賢いキャラクターやライティング、特筆すべきグラフィックやサウンド、またはこれらの組み合わせなどだ。大きな不満点がある場合でも、長所がそれを補ってあまりある。

7 - GOOD(良い)

「GOOD(良い)」のゲームをプレイするのは良い時間の使い方だ。ではこのゲームに改良点はあるだろうか? もちろん。だが、熱さが足りない、繰り返しが多すぎる、技術的につたない点がところどころにある...かもしれないが、それでも満足、と言えるものだ。君もそう思えるだろう。

6 - OKAY(可)

本当にたくさん、山程の「もしも~」がついてくるレベル。良い点もあるのだが、それがどこにあるか知らなければ見つけられないだろうし、大きな欠点を見て見ぬふりをする必要もあるだろう。

5 - MEDIOCRE(凡庸)

味気なく、特筆すべき点のないゲーム。翌日には忘れているだろう。時間やお金が貴重だと思うなら「MEDIOCRE(平凡)」の評価を受けたゲームに費やしてはいけない。しかしヒマつぶしにはなるだろう。

4 - BAD(悪い)

様々な理由で、プレイしなければ良かったと後悔するようなゲーム。たとえ良いアイデアがどこかに1~2個あるとしても、数多くの悪いアイデアやお粗末な出来の下に埋もれている。とにかく、そのゲームで時間を無駄することはお勧めしない。

3 - AWFUL(ひどい)

オリジナリティが無くひどいアイデアに満ちた出来の悪い作品を買ってしまう、という恐ろしい間違いからここで君を救ったからといって、礼にはおよばない。たとえ無料でプレイするとしてもその選択は恐ろしい間違いだ。「BAD(酷い)」ではそれでも何かしら良い面がある場合が多いが、「AWFUL(酷い)」のゲームは一貫してつまらない。

2 - PAINFUL(苦痛)

率直に言おう。「BAD(悪い)」以下の作品はどれも事故レベルの失敗だ。じゃあ「AWFUL(酷い)」より下ということは? そこまで来るともう感動的だ。つまらないだけでなく、無条件に怒りが込み上げてきたり、罵りたくなってくるようなゲームだ。

1 - UNBEARABLE(耐えられない)

黒い雲の中にある一筋の光のようなポイントはあまりにも酷い作りによりある時点からは機能しなくなる(そもそも少しでも機能すればの話だが)。だから、IGNはここまで明らかに酷いゲームのレビューにはほとんど時間を費やさないで済むのだが、実際にそんなゲームも存在しているのだ。

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