私がピル(低容量経口避妊薬)を飲み始めたのは、ちょうど2年前。
私の場合、ピルの服用のきっかけは、避妊が目的じゃなくって、
30歳になった自分のからだとうまく付き合っていくため、でした。
月経前の肩こりや頭痛、月経痛が、28歳を過ぎたあたりから年々ひどくなって、
仕事にも支障を来たすほどになっていた時に、職場の先輩に相談したら、
「ピルを飲んでみたら?」と勧められたのです。
「ん?ピルって副作用とかは大丈夫なのかねぇ・・・??」
と、最初はかなり戸惑いましたが、それから、レディースクリニックに行って相談したり、
文献を調べたりして、ピルは単なる避妊薬ではない、副作用も日本の場合は低容量なので、女性週刊紙や巷で騒がれているようなものはなく、これはほとんどが偏見・誤解である、ということを知りました。
(女性側の避妊薬が流行らないのは、日本人ならではの気質にも原因がありそうですね。)
それでも、私もやはり、服用し始めのころは、やはり多少の緊張感がありました。
が、実際に、2年続けて服用してみて、
私の場合は、不都合のところはなく、とても満足しています。
月経痛も軽減されるだけでなく、月経前の肩こりやイライラもなくなったのには驚いています。
これから、おそらく、子どもがほしいと思えるときまで服用を続けたいと思っています。
毎月かかる費用は、私のクリニックは、1ヶ月1シート(21粒分)1680円。
3〜4ヶ月に一度クリニックで診察してもらい、まとめて3-4シートもらっています。
ピルは保険がきかないので、この値段もクリニックによってさまざまみたいです。
参考情報までに、これまでの経験や、文献で調べた情報をここに載せておきますね。
■ピルによる避妊効果以外のメリット■
1. 月経痛の軽減
ピルを飲んでいてもみかけ上の生理、消退出血はあります。しかし、出血量は少なく子宮収縮が抑えられるので痛みが軽減します。
2. 月経不順の改善
ピルにより生理の周期がきちんと28日で整います。
3. 月経前症候群の軽減
生理前にイライラする、落ち込むなどの症状を軽減できます。
4. 月経過多の軽減
ピルにより子宮内膜の増殖が抑えられ出血も軽減、貧血も改善されます。
5. 子宮内膜症のリスクの低下
ホルモン状態が安定し、子宮内膜の増殖が抑えられるからです。
6. 不妊症の予防
不妊の原因となる卵管炎、骨盤内腹膜炎が予防できるからとされています。また、ピルにより子宮頚管粘液の状態が変化して細菌やウィルスが子宮内に入りにくいといわれています。
7. 子宮体ガンと卵巣ガンの予防
ピルにより排卵が抑制されているので卵巣に傷ができにくかったり、ピルに含まれる黄体ホルモンが子宮内膜を保護するといわれています。
8. にきびの改善など
ピルに含まれる女性ホルモンがにきびの原因となる男性ホルモンのはたらきを抑えてにきびを改善します。
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