フューチャーアーキテクトは、エービーシー・マート(ABCマート)とIT戦略パートナーとして提携したと発表した。プロジェクト単位ではなく、ABCマートのIT戦略全般に関わる企画、設計、構築、運営に参画する。
ABCマートは、国内906店舗、海外235店舗(2017年2月末時点)を展開しており、国内1200店舗を目指し年間60店舗を出店し続けている。また、2020年に向け、オムニチャネル戦略の強化や新業態事業開発を計画している。
フューチャーアーキテクトは2005年から、ABCマートの店舗業務を支える基幹システム「ABC-Mart Retail System(ARS)」の構築やARSのクラウド化による保守運用コストの15%削減などを実現してきた。
提携の初年度になる2017年は「店舗・ECの連動による顧客利便性の向上」「在庫データの共有によるチャンスロスの極小化」「メーカーとの双方向連携による業務の効率化」を重点ポイントとして、店舗・ECの単店の販売力の底上げと、店頭の品ぞろえと商品調達力の強化を図る。