日立製作所はファイア・アイとの協業を強化。日立は「侵害調査(Compromise Assessmen:CA)サービス」をグループのセキュリティソリューション「Secureplaza」のラインアップとして10月27日から提供を開始した。
CAサービスは、ファイア・アイ独自のセキュリティ技術に加え、年間数百件におよぶインシデント対応から得た知見を活用している。最新の攻撃ツール、技術、手順、セキュリティ侵害の証拠や痕跡に関する専門知識をもとに攻撃者がネットワークに潜んでいないか、ネットワークが過去にセキュリティ侵害を受けていないかを調査する。
CAサービスの診断結果は、日立がユーザー企業にSecureplazaのラインアップから最適な製品やサービスを提案する際の判断基準の一つとしての役割を担う。
ファイア・アイの過去の調査によると、96%の組織がなんらかのセキュリティ侵害を受けており、そのうち27%は高度な攻撃グループが関与していたという。同社は、攻撃者が最初の侵入を成功させてから、機密情報へのアクセスが容易となる期間を最短3日と見ており、感染の早期発見が重要だとしている。