テックビューロは10月21日、ビットコイン取引所「Zaif」のスマートフォン用アプリを公開したと発表した。
「Zaif」は、テックビューロが取り扱うビットコイン、暗号通貨関連サービスの総合ブランド名で、取引所のほか、定期積み立てサービスや決済サービスも提供している。
今回公開されたアプリは、Zaifの取引所で各種仮想通貨が取引できる。また、ブロックチェーン上に構築されている分散型金融プラットフォームCounterparty上で稼働するモバイルトークンウォレット「IndieSquare Wallet」を搭載している。開発元のIndieSquare社とテックビューロは業務提携関係にある。
「Zaif」スマートフォン用アプリの利用画面
Counterpartyはテックビューロの企業向けサービス「Zaica」でも採用されている。「Zaica」は、ブロックチェーンを用いた仮想通貨やトークンの発行支援を行うサービスで、これをもとにテックビューロがシステム提供しているテレビ番組での投票キャンペーンや拍手イベントなどにも、本アプリから簡単に参加できる。
現在、アプリ内のウォレットと、Zaifの取引所内のウォレットは独立して動作しているが、テックビューロでは今後はそれら機能を密接に連動させていくという。また、ウェブ版のZaifで好評を得ているユーザー間の投げ銭機能や、twitterユーザーへの送金機能をより使いやすい形でアプリに実装していく予定だ。