SAPは米国時間8月29日、100社以上の企業と提携し、人材管理ソリューションである「SAP SuccessFactors HCM Suite」のより緊密な統合を可能にするとともに、BoxやDocuSign、WorkForceといった新たな企業を含む、提携企業の一覧を備えたアプリセンターである「SAP SuccessFactors App Center」のプレビュー版をリリースしたと発表した。なお、正式リリースは2016年第4四半期に予定されている。
このアプリセンターにより、顧客はSAPのパートナー企業のソフトウェアに容易にアクセスできるようになる。SAP SuccessFactors担当プレジデントを務めるMike Ettling氏は同センターに関して、「われわれのプラットフォームと連携する人事管理アプリの開発や革新をもたらし、顧客をサポートするうえで、数多くの開発者に強力な動機付けを与えるものだ」と述べている。
また、SAPのパートナー企業はオープンなAPIや、インテリジェントなサービス、「SAP HANA Cloud Platform」を活用できるようになる。SAPが2012年に買収したSuccessFactorsは2013年、そのプラットフォームをSAP HANA Cloud Platformの一部としてオープンにした。
MarketsandMarketsの予想によると、世界のHCM(人材管理)市場の規模は2016年の125億9000万ドルから、2021年までに198億8000万ドルに拡大するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。