リコーは7月22日、IT専任者がいない中小企業向けのセキュリティ対策サービス「ネットワークセキュリティパック」を提供開始した。税別価格は初期費用20万3000円から、利用料金が月額8300円から。
統合脅威管理(UTM)システムを用いて、巧妙化するサイバー攻撃に対抗するインターネット環境を提供するもの。インターネット接続から、クライアントPCの設定、ネットワーク環境の構築運用に至るまでをワンストップで支援。日常業務の中でネットワーク環境に問題が発生した際には、障害の切り分けや対応を実施する。
ネットワークセキュリティパックの主な特徴は以下の通り。
- UTMの設置からPCの設定まで、リコーのカスタマーエンジニアが実施
- 日常業務でネットワーク環境に問題が発生した場合、障害の切り分けや対応を行う
- 巧妙化するサイバー攻撃に対応したインターネット環境を提供
- マネージドセンターからの遠隔サービスとカスタマーエンジニアによるオンサイトサービスとを組み合わせて、迅速かつ柔軟なサービスを提供
- マネージドセンターではユーザーのネットワーク機器の稼働状況を監視し、異常検知時にはいち早く連絡。また、機器の設定変更をリモートで行うことも可能
また、UTMにより提供される機能は以下の通り。
- ウイルス・スパイウェア対策:ネットワークの入口での不正プログラム対策
- ウェブレピュテーション:危険・不正なウェブサイトへの接続遮断
- URLフィルタリング:企業活動に不要なサイトへの接続制御
- ボット通信検知:遠隔操作となるC&C通信の検知と防御
- 不正侵入防御(IPS):OSやアプリケーションなどの脆弱性を突く攻撃から保護
- アプリケーションコントロール:アプリケーションを認識して細やかに制御
- ファイアウォール:プロトコル、ポートなどによる制御
- メールセキュリティ:不正・迷惑メール対策
ネットワークセキュリティパックの概要図(リコー提供)