Salesforceは米国時間5月10日、「Marketing Cloud Lightning」のリリースを発表した。
Marketing Cloud Lightningは、Marketing CloudをLightning Experienceで一新したものとなり、Salesforceのマーケティング、セールス、サービス製品で共通のルック&フィールを提供するものとなる。
Lightning Experienceは改善したユーザー体験、アナリティクス、パートナーエコシステムなどのLightningコンポーネントを組み合わせたものとなる。
Lightningは接続したアプリとモノのインターネット(Internet of Things:IoT)のための戦略的ローンチパッドと位置づけられている。なお、SalesforceはIoTのことをInternet of Customersと呼んでいる。開発者にフォーカスしたユーザー体験の要素は「Sales Cloud」「Service Cloud」などの主要製品に組み込まれている。
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Salesforceは2014年10月にカスタマイズのモバイルアプリを構築できるツールキット「Salesforce1 Lightning Framework」を発表しており、それ以来LightningブランドはSalesforceエコシステムの一部となっている。Salesforceは段階的に業界固有のクラウドをLightningデザインで一新してきた。
Marketing Cloudでは、最新のLightingコンポーネントにより開発者は最新のビジネスアプリを構築、カスタマイズしたり、電子メールの開封率を追跡するなどの主要な電子メール機能を追加したり、顧客の行動を自動的に予測したりすることなどもできるという。
Lightningに加えて、Salesforceは「Marketing Cloud for Google Customer Match」も発表した。SalesforceはこのところGoogleとの関係を強化しており、その最新の動きとなる。これを利用してマーケティング担当はCRMを活用した広告をGoogle検索、YouTube、Gmailで実装できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。