Microsoftは米国時間2月24日、「Windows Insider Program」に参加しFast(高速)リングを選択しているユーザーに対して、「Windows 10」の次期大型アップデート(開発コード名:「Redstone」)に向けたPC版アップデート「Build 14271」と「Windows 10 Mobile」版アップデート「Build 14276.1004」を同時にリリースしたと発表した。
Build 14276.1004は、出荷時点でWindows 10 Mobileが搭載されていた端末、すなわち「Lumia 950」と「Lumia 950 XL」「Lumia 650」「Lumia 550」「Xiaomi Mi4」「Alcatel OneTouch Fierce XL」のみを対象としている(他の既存スマートフォンでは、MicrosoftがWindows 10 Mobileへのアップデートを実施した後で、今回のRedstoneビルドのダウンロードが可能になる)。
- TechRepublic Japanオススメ記事
- エンタメだけじゃない--拡張現実(AR)と仮想現実(VR)を活用している10業界
- 2016年に注目すべき5つのデータ関連トレンド
- 第1回:なぜ「セルフサービスBI」がビジネスユーザーにウケるのか?
今回リリースされたビルドのいずれにも、バグフィックスが含まれいる。また、モバイル機器版のビルドには、Lumia 950 XLといったデュアルSIM端末向けの新機能として「Visual Voicemail」のサポートが含まれている。
PC版のビルドには複数のバグフィックスと、Windows 10のルック&フィールに対するアップデートが含まれている。なお、今回のビルドには既知の問題として、PCがハイバネーションからレジュームする際にフリーズしたり、ブルースクリーンが表示されるといういくつかの問題がある(ハイバネーションを無効化するという回避策が示唆されている)。
Windowsインサイダープログラムの責任者であるGabe Aul氏は、「プライバシー」設定における「フィードバックの間隔」の「フィードバックを求められる頻度」を、Build 14271から「自動(推奨)」に固定するとも述べている。この設定を変更したい場合、Windows 10の11月のアップデートにロールバックする必要がある。
これらのビルドのバグフィックスやアップデートの一覧は、Microsoftのブログ記事に掲載されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。