9to5MacのMarc Gurman氏は、Appleが「MacBook Air」ラインアップの大幅な設計変更を準備していると主張しており、さまざまなメディアが同氏の主張を取り上げている。筆者はMacBook Airの変更が計画されているというAppleの公式発表を確認できていないが、もしかすると、これはむしろ歓迎すべきことかもしれない。うわさの通りだとすると、新MacBook Airは、あまりビジネスユーザー向けではなさそうだからだ。
うわさが本当だとしたら、変化を受け入れる覚悟を
9to5macのシニアエディターであるGurman氏によると、新ラインアップでは、本体の薄型化とおそらく携帯性を優先した結果、ポートが1つだけになり、ディスプレイサイズが小さくなる可能性があるという。同氏はまた、Appleが「MagSafe」コネクタも廃止するという可能性を示唆している。
どれも残念な変更だ。
筆者は年齢を重ねるにつれて、変化を受け入れられなくなっているのかもしれない。筆者は2014年12月に購入した13.3インチのMacBook Airを愛用している。持ち運びがとても楽で、信じられないほど軽量だ。バッテリ持続時間も素晴らしく、接続端子が豊富なことにも満足している(2基のUSB 3.0ポート、1基の「Thunderbolt」ポート、1基のMagSafeポート、1基のSDXCカードスロット)。13.3インチスクリーンは1440×900ピクセル解像度で、多様な色を表示できる。バックライトで美しく光るキーはフルサイズで、快適に入力できるように配置されている。
バッテリの持続時間は最長でも12時間だが、重量が3ポンド(約1.3kg)にも満たないこのマシンは、ノートブック用デスクに角度を付けて置いたときや、水平な場所で動かしたときには、宙に浮いてどこかに飛んで行ってしまうのではないか、と感じるほどだ。筆者はもっと小さなコンピュータや軽いコンピュータを欲しいとは思わない。文字の読みやすさと、きちんとしたキーボードを使った快適なデータ入力を重視する多くのビジネスユーザーも、同じ考えのはずだ。
しかし、変化が起きようとしているのかもしれない。
Gurman氏は、AppleがフルサイズのUSBポートを廃止して、単一の「USB Type C」ポートを採用すると考えている。MagSafe電源コードはどうなるのだろうか。廃止だ。SDカードスロットはどうか。これも廃止だ。Thunderboltは、筆者や多くのビジネスユーザーが外付けハードディスクやディスプレイなどの周辺機器に大金を投じてきた高速接続技術だが、これはどうなるのか。同じく廃止される可能性がある。