スマートテクノロジの投入は、IBMのエンタープライズクラウドおよびソフトウェアポートフォリオの代名詞になりつつある。そのトレンドに続くのが、同社の新しいインテリジェントセキュリティポートフォリオだ。
この「Dynamic Cloud Security」ポートフォリオは、IBMの200人のエンジニアが、クラウドとオンプレミスでの展開に向けて構築してきた。
クラウド上のユーザーデータとアプリを保護するために開発されたもので、IBMは、ハイブリッドクラウド環境を選択する企業をこの製品のターゲットとしている。ハイブリッドクラウドはデファクトスタンダードの(少なくとも広く採用されている)クラウドモデルになりつつある。
Dynamic Cloud Securityの資産は、強化された可視化オプションからセキュリティ分析プラットフォーム「IBM QRadar」まで多岐にわたり、オンプレミスとクラウドベースのアプリの間に発生し得るギャップを解消するほか、ソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)製品とモバイルデバイスの橋渡し役にもなるという。
IBMは、これらのつながりがパブリッククラウドまで拡大するという点を強調した。例えば、QRadarはIBMの「SoftLayer」クラウドのほか、「Amazon Web Services」のような外部のパブリッククラウドサービスにも接続することができる。
Dynamic Cloud Securityポートフォリオの提供開始は今四半期の予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。