「Ubuntu 12.04」がリリースされ、Ubuntuの状況がどうなっているか知りたがっている好奇心の強い人たちから、多くの質問が出てきている。「Ubuntu 11.04」がリリースされた際には、熱狂的なUbuntuファンさえ、Ubuntu Unityのひどさに憤慨した。バグが多く、ユーザーに優しいとは到底言えないこのリリースは、それまでのデフォルトデスクトップである「GNOME」に手間と時間をかけていたユーザーを、侮辱しているように見えた。
それも昔の話だ。現在はまた状況が違っており、大きく改善されユーザーにも優しくなっている。しかし、他のデスクトップからUnityに新たに移行してきた人には、この新しいUIについて少し警告が必要かもしれない。この記事では、出たばかりの「Precise Pangolin」(知らない人のために念のために書いておくと、これはUbuntu 12.04のことだ)に最初にログインしたときに知っておくべき10のことについて説明する。
1.レンズ
レンズはあなたの友達だ。「Unity Dash」を開くと、Dashレンズの下の方に5つのアイコンがある。ホーム、アプリケーション、ドキュメント、音楽、動画だ。その1つをクリックすると、レンズはそのフィルターだけを使う状態に変わる。アプリケーションレンズをクリックして、検索バーで単語を入力すれば、レンズはアプリケーションに対する検索結果だけを表示する。ドキュメント、音楽、動画でも同様だ。ホームレンズの場合は、フィルタはすべての情報源を対象とする。
2.キーボードショートカット
知っておくべきキーボードショートカットがいくつかある。Altキーを押すとHUDが表示され、これを利用するとアプリケーションメニューの項目に対して検索(および項目の実行)をすることができる。Superキー(またはWindowsキー)を押すとDashが表示される。Dashが開いた状態でCtrl-Tabを押すと、レンズが順番に切り替わる。Alt-Tabで、開いているウィンドウを順番に切り替えられる。Superキーを長押しすると、画面にすべてのキーボードショートカットが表示される。これで便利になるはずだ。
3.クイックリスト
このメニューでは、ランチャーを右クリックすることで様々なことができる。例えば、「LibreOffice Writer」のアイコンを右クリックすれば、文書の作成、終了、ランチャーの削除のメニューが開く。ホームフォルダアイコンを右クリックすると、「Nautilus」で開くサブフォルダを選択できる(表示されるのはすべてユーザーのホームディレクトリのサブフォルダになっている)。Dashアイコンを右クリックすれば、特定のレンズを開くことができる。