オンライン広告の運用を効率化する方法 -- Google と DoubleClick を使った成功事例
オンライン広告の運用を効率化する方法-- Google と DoubleClick を使った成功事例
これまで3回にわたって紹介してきた Google の広告プラットフォーム、なかでも DoubleClick 製品について実際の導入事例を紹介する。
地方新聞社が DoubleClick for Publishers で収益向上
メディア向けのアドサーバ「 DoubleClick for Publishers 」( DFP )を2001年から導入していた四国新聞社は、現在 DFP スタンダードという無料版を利用している。 Google による DoubleClick 製品の統合後、 DFP は無料で使える DFP スタンダードと有料でサポート付きの DFP プロの2種類のラインアップとなった。
DFP スタンダードは個人のサイト運営者から中小規模のメディアまで、専門の広告営業部隊を持たないユーザーに適した製品だ。ディスプレイ広告や Google の AdSense 広告などを統合して管理したり、レポートを作成したりと、無料ながら多彩な機能を持つ。
四国新聞社の場合、 DFP を導入することで広告主に対し、自社に広告を出稿するメリットをいくつかの点でアピールできたという。まず第三者配信ゆえの信頼できるレポートがある。海外では広告主が、メディアが独自に報告する広告レポートを信頼することは少ない。第三者評価のレポートで判断するのが一般的だ。四国新聞社は DFP を利用することで、 DoubleClick 製品が保証するレポートを広告主に提供し、信頼を得てきたという。
また、そういった背景があるからこそ媒体を訪問するユーザー属性のターゲティングにも説得力が増し、インプレッション単価を下げずに広告を販売できたという実績がある。 DFP のようなアドサーバを導入し、第三者配信に踏み切ることは、結果として広告主の信頼を勝ちとり、メディアの収益性向上につながるという良い例といえる。
DFP を利用すると、純広告に空きがあるときに、その枠をアドネットワークや Google AdSense 用に利用することもできる。こうした統合された広告管理機能は、特に営業メンバーが少ないメディア企業では非常に有効だ。
DFP スタンダード導入後の収益増加イメージ
DFP スタンダード導入前後30日間の比較
※ DFP スタンダードを導入した7/10 の値を100 としてグラフ化
Google AdSense の表示回数 ⇒ 36%の増加
Google AdSense の収益 ⇒ 28%の増加
四国新聞社では、純広告を最優先に配信しているが、純広告に空枠がある場合、アドネットワークを配信している。 DFP スタンダード導入以前は、純広告の空枠に対して、 Google AdSense 以外のアドネットワークのみを配信していたが、DFP スタンダード導入に合わせて、空枠へのアドネットワーク配信において、競合設定を行った。(他アドネットワークと Google AdSense を競わせ、収益性の高い広告をリアルタイムで自動的に表示する機能)
その結果、上のグラフのように、四国新聞社は DFP スタンダード導入後、 Google AdSense の収益のみならず、該当の広告枠、ひいてはサイト全体の収益増加を実現した。
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アジア太平洋地域担当 Director of Platforms
同社の収益の向上やコスト削減など、オンラインビジネスのパフォーマンスを最大限に引き出すことに貢献した。
また 米国24/7メディア、香港チャイナドットコム(NASDAQ: CHINA) の合弁会社24/7メディアアジアのCOO歴任のほか、アジアパシフィックの多国籍企業におけるエグゼクティブで構成されるThe Economist Group のリーダーも務めた経歴を持つ。
メルボルン大学 ビジネス学士号、南京師範大学 中国語准学士号 取得。
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