グローリーは9月5日、子会社のアクレレックと多様化する飲食店の店舗運営・決済手段に対応したセルフオーダーKIOSK「FGK」シリーズを共同開発し、10月31日より発売すると発表した。
同社によると、飲食店では人手不足対応や店舗業務の効率化に加え、新型コロナウイルス感染症拡大を背景にコンタクトレス・セルフ化のニーズが高まっているという。また、来店客自身がオーダーから決済までできる製品・サービスの需要が増加している。
加えて、テイクアウトやイートインにおけるモバイルオーダーやフードデリバリー、商品受取ロッカーの登場など、店舗運営が多様化する中、来店客の利便性・顧客満足度向上も求められている。
そこで同社は、飲食店が抱えるさまざまな課題を解決すべく、データ活用サービス「BUYZO」とShowcase Gig(SCG)の次世代店舗創出プラットフォーム「O:der Platform」との連携を可能とするFGKシリーズを共同で開発した。
同シリーズを利用することで、来店客自身が商品のオーダーや決済が可能となり、店舗業務の効率化が可能。現金、クレジットカード、電子マネー、各種QRコードなど、多様な決済手段および、多言語に対応しており、会計業務の無人化を実現できるようになる。
また、O:der Platformと連携することで、テイクアウトモバイルオーダーやイートイン時におけるテーブルオーダーなどの注文方法にも対応を予定。さらに、厨房のキッチンディスプレイへのオーダー表示や、店内の番号呼び出しモニター(サイネージ)への調理進捗表示も行える。
さらに、BUYZOと連携することで、来店客の属性や購入データ、滞在時間などのデータを自社DMP上に収集・分析・可視化。さまざまな施策連携や効果測定までの情報を一気通貫で提供し、店舗運営改善や集客力向上に役立てられるという。
店舗の運用方法に応じて、自由にアプリケーションの開発が行えるため、「前払い/後払い」「イートイン/テイクアウト」「昼/夜でのメニューの切り換え」など、店舗運営スタイルのニーズに合わせたオーダーシステムの構築にも対応する。
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